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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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余命長くておよそ12週という唐突な宣告の日から、急転直下で始まった、
総力を傾けての闘病生活14日目です。

腫瘍は右側一番しっぽに近い乳房から発生し、あっという間に乳腺を伝っ
ておへその上まで右側だけが赤黒く腫れ上がるという痛々しい状態でした。

ももはもともと、毎年乳腺炎を起こしていたので、今年も乳腺炎だと思っ
ていました。でも何だか今年はひどいなあ、痛そうだし、固くなってるし
おかしいなあ、と思い、「手遅れです」と言われる夢をみて、その日に診
察にいって発見に至りました。

そして、同じ右側の脇下のリンパ節に腫瘍は飛び火していて、この診察の
日の時点で、十円玉くらいのまるいしこりが皮膚の下にさわることが出来
ていました。


その日から、ピロキシカム製剤と抗生物質、高濃度プロポリスを12日間
連続投与したところ、乳房の腫瘍は明らかに引きました。今、サイズだけ
でいえば、健康体の頃より大きい箇所はおへそ上の腫瘍だけとなり、その
他の乳房は、サイズ的にはほぼ元のサイズになりました。

ただし色は激しい炎症の後ですので、皮膚は赤黒く、重度の床ずれと同じ
ように皮膚に穴が空き、腐った肉のような悪臭がする膿みのようなどろど
ろが出る箇所があります。

もちろんとんでもなく痛いはずですし、赤黒い皮膚は痛がゆいはずです。
しかし腫瘍の勢いは確実に押さえ込んでいます。
今、一見悪く見える皮膚の状態は、腫瘍によって荒らされ放題になった部
分を正常化する為の炎症で、とても健全な回復プロセスを辿っています。
このようにじゅくじゅくになった皮膚には、絶対消毒液やガーゼは禁物です。

ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、これまでの皮膚治療の常識は、大
間違いだったのです。
皮膚がじゅくじゅくしているときには、乾かすのがいい、かさぶたを作れ
ば、治っている証拠、すべて間違いです。

皮膚がじゅくじゅくしている時は、水道水で優しく洗い、台所のサランラ
ップでいいので、水を通さないフィルム状のものをぴたっとはりつけて、
じゅくじゅくが乾かないようにするのが、新しい常識です。
これをラップ療法とか湿潤治療法といいます。
傷パワーパッドという新しいタイプの絆創膏は、このラップ療法です。
だから傷の治りは通常の倍以上、傷跡がまったく残らない、という訳です。

この新常識は、我が家ではもう何年も前から導入済みですので、もものひど
い傷にも、ラップ療法です。
ちなみに獣医師は、「傷は乾かして、消毒、ガーゼ、包帯で保護」と指示
しました。勉強不足ですね。
獣医さんの常識を覆すエネルギーは節約する事にし、今は獣医の指示を無
視して勝手にだまってラップ療法ですが、次に結果を診察してもらう時に
教えてあげようと思います。獣医さんの為だけではなく、これからこの獣
医さんの所にくる動物たちと飼い主さんたちのためです。

思った通り、ひどい褥瘡も、どんどん塞がり始めています。


そして、ピロキシカムの外用薬と内服のダブル処方は、獣医師いわく「聞
いた事が無い」やり方らしいですが、当の患畜のももちゃんにとっては相
当な救いになりました。外用薬の効果は素晴らしく、痛み、かゆみから解
放され、本当に安らかな顔で眠りました。
痛すぎると、本能が強い動物でも、体の抵抗力が落ち(おそらく生き抜こ
うという気力が失われるため)、どんどん弱って全身状態が悪化します。
だから苦痛を出来るだけ取り除くというのは、治療上常に最優先に考える
べきことだと私は思います。

ただし、このような使い方をすると、規定量を越えた薬量が体内に蓄積し
ます。ピロキシカムは半減期48時間の、効果が長く続く薬です。つまり
体からすぐに抜けないで、残るわけです。残っている所へまた服用し、さ
らに外用で塗った同じ成分が吸収されて、体内濃度が、かなり高くなりま
した。

これは、重大な副作用の発生リスクが高くなる危険な治療方法です。

治療開始から12日目、両後足にむくみが認められました。
腎臓のダメージが疑われる、深刻な所見です。
この日から内服のピロキシカム10ミリを中止。
体内残存量が減るのを待つのと同時に腎臓の機能が回復するかどうかを見
守ります。

当然、尿検査をすれば、もっと詳しい所見が出せるのですが、
現状判断で、尿検査は次回診察まで待つことにしました。
お金も無尽蔵ではありませんし、何よりも、獣医さんに連れて行った日、もも
は目に見えて疲れきってしまいます。体力を落とすような真似は、出来るだけ
避けたいのです。

まずは薬を切って、むくみが減るかどうかを観察します。
腎臓のダメージが軽度なら、回復してくれると期待しています。

そして、12日目、抗腫瘍薬と鎮痛剤の役目をしてくれていたピロキシカムの
内服が使えなくなったので、それに代わるものとして13日目からニチニチソ
ウを与え始めました。
日々草は、日本の薬草において唯一、医薬成分を認められている薬草の中の王
様です。人間の癌治療に使われている、抗腫瘍薬の材料が、お花屋さんで売ら
れている平凡な園芸植物の日々草なのです。


花屋さんで12株買ってきました。
体重から換算して、ももの体重なら、1日に葉っぱ2枚くらいが適量と思われ
ます。人間なら、3〜5枚なのだそうです。
私もその日以来、毎朝3枚、夜に1枚を生のままよーく咀嚼して、食べていま
す。ももにはすり潰して青汁を。
たった一枚のはっぱが、全身の癌に効くとしたら、魔法の世界のお話のようです。

14日目の今日時点、

悪化しているかと思われるのは、右脇下のリンパ節のしこりが、ゴルフボール
大になっていることです。それ以外は、むくみもかなり改善し、乳房の腫瘍は
すべて縮小し、安定して回復傾向です。

当然、リンパに転移すれば癌組織の一部がリンパにのって、全身に拡散したと
考えるべきなので、まったく予断は許されませんが、今は、こういう状況です。

癌と戦っているとすれば、現時点では我が方が戦況優位にあり、癌部隊を多方
面にて制圧中。


頑張るぞ。
癌と共存していい、だから元気で楽しい日を1日でも長く。

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