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今 イスラムでは ラマダーン(断食月)に入っている。
神への信仰を示すための儀式で このラマダーンの1ヶ月間は太陽の上っている間、飲み食いを一切しない。敬けんなイスラム教徒は日が昇ってから沈むまでの間、自分の唾液すら飲み込まないと言われる。日が沈めば食べたり飲んだり出来るので日ごろより食品がよく売れるそうだ。同じ人間として、日中の絶食の後には盛大に食べたいという気持ちには親しみを感じる。
しかし、1日5回の礼拝と、日中には飲み食いをしないという行動を通じて示す信仰の力は、いったいどれほどのものだろうか。信仰を持たない稀な民族、日本人には、このような強固な信仰は奇異にすら思えるかも知れない。

世界に今、イスラム教徒は13億人いると言う。
彼らのこの30日間の祈りの力は、地球にどんな力を与えているだろう。
もし祈りに力があるのなら 彼らの捧げるアッラーへの祈りは どんな形で地上に現れているのだろうか。

社会の中に宗教指導者が居ないという、イスラム教。
これはキリスト教と大きく異なる点である。
イスラム教では、すべての信仰者は自らの意志で神との約束を果たし、神の命令に忠実に従い、自らを律している。彼らは人(指導者)に命じられてではなく、自分の意志でアッラーとつながろうとし礼拝を行い、断食に耐える。
彼らにとってアッラーこそがすべてなのである。

アッラーとは どんなものなのだろうか。私の感じる超越意識と同じものを指しているのではないか。

ダライ・ラマ14世は、すべての人に異なる宗教・信仰は必要であると説いている。一つの宗教だけが正しいと争う必要はないと述べている。
この言葉も、宗教の役割が何らかの超越的存在を伝えるための器(姿)に過ぎない事を示しているように思えてくるのである。

私は、キリスト教の聖書を読むたびに、「人は愚かで率いられることを望んでいる」という前提の元に執筆されたという気がしていた。様々な戒律は、愚かで浅はかな人のために制定されているのではないかと。
キリスト教の中に現れる人間像は 罪深くかよわく愚かで未熟な、どうしようもないほどレベルの低い存在であった。そういう前提でことに当たれば、確かに底辺から救いあげていく事が出来るだろう。キリスト教は確かに、すべての人間の救済を意図して産まれたものだという事は感じられる。


信じるために証明を求める人間の心。
信じたいために疑い続ける人間の心。
それこそが、人間の精神がいかに閉ざされた状態としてセットされているかを証明している。

開かれた心になった時 私たちはあらゆるものを曇り無く見つめ
真偽を見抜き 神との交信さえも可能なのだろう。

キリスト教では 神との交信はすでに絶え、それは不可能な時代に入ったとされている。だから信徒は神の代弁者でありメッセンジャーである神職の言葉を聞かねばならない。それは牧師であり神父である。キリスト教の中では、神と信徒の個人的関係は、神から神職を通じて与えられるメッセージのみで、自由な直接的双方向ではないのだ。それが私にはとても不満だったのかも知れない。

ラマダーンを通じて少しだけイスラム教を学んだのだが、イスラム教の敬けんな信徒たちは アッラーとの個人的な交信をすでに可能にしている人々なのかも知れない。
だとしたら 礼を尽くして敬意を表するべき相手であり、手を取り合って 人類のために何ができるかを共に考える事のできる相手であろう。

そんな人たちが13億人。

地球はまだ すてたものではない。

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