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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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旅行2日目。

中華街でお粥をお腹に収めて、いざ川崎へ向かいます。

電車の路線図を見て、いくらの切符を買えばいいのか娘に調べてもらい、
二人分のチケットを買ってもらいます。

東京の電車網は、色分けされていて、路線図と同じ色の電車にのり、色が
切り替わる駅で乗り換えればいいという仕組みになっていることを理解し
てもらいました。
飲み込みがよく、あっという間に分かるように。
いいぞ、東京一人旅への準備は進んでいる。

電車に揺られて、川崎へ近づく間も、娘は「あのお粥、本当に美味しか
ったなー」と何度も記憶の中の味を味わっているようでした。
結構なお値段でしたが、奮発した甲斐があったね!

川崎に到着し、アニメイベント会場まで娘を送り届けると、娘は大興奮で
親そっちのけで会場に走りこみました。ここで娘と別れ、イベントが終わ
るまで別行動。

私は川崎駅に戻って、ひとまずデパ地下のベンチに腰掛けて、どこに行こ
うかなと考えていました。夫へLINEで「デパ地下なう。どこも同じでつま
んないね」と送ると、すごい速さで川崎の観光名所をいくつも送ってくれ
ました。
その中で、割と近場でのんびり出来そうな商業施設があったので、そこで
時間を使おうと決め、歩き出しました。

とっても久しぶりの、一人歩き。
誰も私を知らない街。私もここの人も、この街のことも知りません。

なんだろうなあ、この開放感。
この自由さ。
私は、私だという感覚が明確な輪郭をもって体の真ん中に立ち上がります。

適当なビストロに入り、まだ昼前だというのに、ワインとつまみ代わりに
フォアグラローストと鴨のサラダを注文。この場合、メインはワインです。

おや。赤ワインなのによく冷やされて出てきました。
赤ワインはあまり冷やさず飲んだ方が香りも味も良いとされていますが、
まあ硬いこと言わずこんな暑い日には冷えたルージュもいいんじゃないの。

外を眺めると、楽しげに話しながら買い物やデートするカップルがたくさ
ん歩いています。みんな自由に時間を楽しみ、人生の一コマをそれぞれに
過ごしています。

私は、クーラーがほどよく効いたお店の中で、ワインを傾け、贅沢なつま
みに舌鼓。うん、冷えたルージュのワインもいいじゃない。
ゆっくり、ゆっくり飲み下すと、体温で温まったワインの香りが鼻に抜け
ます。ああ、この感じが好き。ワインの香りに目の裏まで包まれる。
目を閉じて、ワインの香りと喉越しを楽しみます。

少しづつ酔いが回って、きちんと焦点をあわせてものを見なくなります。
そういえば、お酒を飲むのは何ヶ月ぶりかしら。
もうめっきりお酒は飲まなくなったからね。

ぼんやりする視界も楽しみながらまた外を眺めます。
子供連れは少ないなあ。高齢のカップルが手をつないで歩いています。
まあ。素敵ね。私と夫も、あと15年すれば、あのくらいの年齢になり
ます。あんな風に、手をつないで、映画を見にいく日もあるかしら。

こうして、のんびりと一人の時間を楽しんでいいと、私はようやく自分
に許可できるようになったのね。
それが本当に幸せ。

ワインをお代わりします。
ゆっくりフォアグラを口に運んで、続いてワイン。
フォアグラと赤ワインは最高の相性。
まったりしたフォアグラの濃厚な味とさわやかな渋みのワインが相まっ
て、本当に美味しい。
そうそう、鴨。カモちゃんも忘れていませんよ。
これもまた、赤ワインと合わせると別の味に生まれ変わる最高の食材。

ちょっと私、出来上がってきました。
昼下がりの一人酒。

のんびりと、マイペースに、結局ワイン5杯(笑)。

娘から「もう会場に心残りなし」とメールが届きました。
やれやれ、お迎えの時間か。

一人の時間はおしまい。
ゆっくり席を立って娘の待つ川崎駅へ向かいました。

いいですねえ、こういう時間。
4時間ほどの、フルバカンス。

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