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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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待ち合わせ時間ちょうどに、高円寺駅前に現れた娘の祖母は変わらず
元気そうでした。
昔と同じように祖母の家で一晩過ごし、朝目が覚めると、

「東京オリンピック開催決定!!!」

の大ニュースでテレビが興奮してます。そうか、東京に決まったか。
すごいなあ、東京って。よく取れたよね、この放射能問題抱えて。
なんだかすごく感慨深い感じがしました。

高円寺にはかつて取引先があり、私は仕事でも何度となくこの町を訪
れました。取引先の人とお酒を飲んだお店も、いくつかはそのままに、
いくつかは入れ替わっています。

東京の中でも高円寺は下町情緒のある町で、商店街も発展していて、
この町から出なくても生活できる、住みやすいところです。もし万一
東京に暮らすことがあるなら、高円寺ならいいかもなと前から思いま
す。福岡で言えば、西新に似てるかな?

祖母と私には血のつながりはないけれど、娘と祖母の間には、血のつ
ながりがあるんですね。そう思うと不思議。そういえば、夫と私にも
血のつながりはないのですね。

人と人のつながりは、本当に不思議なものだと思います。
私と何のつながりもなかった夫と結婚し、何のつながりもなかった義
母と母と呼び、生まれた娘には義母との間に肉親のつながりが生まれ
ている。いやはや、不思議です。

祖母も一人暮らし、少し寂しいかもしれないけど気楽にマイペースに
生きているので、遠くから見守ろうと思います。

慣れ親しんだ高円寺を出発するときに、もう重い荷物を抱えて歩くの
はまっぴらだと、あらかたの荷物を宅急便で送りました。
ああ、よかった。これで少しは歩くのも楽だね。

娘が行って見たいと言っていた、池袋に出発です。
池袋は、休日のせいか、本当に人が多くて歩くのも一苦労。
やっと目的のお店に到着したらまたそのお店の中がものすごい人で、
まるでどんたくの日の天神です。
人酔いしたのか、私には無関係のお店にいるせいか、疲れがどっと
押し寄せてきて、私は近くの公園に一時避難。
娘もさすがに疲れた顔をして、「もういいかな」と言いだしました。

そこに雨が降り始めました。
かさは持っていないし、あらあら、どうしようか。
近くのドトールを見つけて避難。
狭いお店の中だけど、雨をしのぎつつ、カフェラテ飲んで一息つきます。

美味しいねえ、こういう時のコーヒーって。

雨は止みそうにもなく、サンシャインに行くのはあきらめて、早めに
東京駅に向かうことにしました。
東京駅についた頃にはどしゃぶりになっていました。
今晩は成田のホテルに泊まり、明け方5時に成田空港にいくという段取
りです。

「どうしよう、晩御飯はホテルのレストランで食べるか、東京駅で食べ
ていくか、東京駅で買ってホテルの部屋で食べるか?」
娘は即答で「ホテルの部屋で食べる」
多分、相当疲れていたのでしょう。

駅地下の惣菜売り場は、それはそれは美味しそうなものであふれ、どれ
を買えばいいのかわからないくらいたくさんの種類があります。
娘はもう一歩も歩けない様子で、疲れきっているので、警備員の詰め所
横で待たせることにしました。何か危険を感じたら警備員室に飛び込ん
で、「助けて」と言うようにと。

こういうことに気を回さないといけなくなったのは、やっぱり日本が物
騒になったということなんだろうと思います。でも海外ではそのくらい
の注意は当たり前なので、娘に危機管理能力を伝えていくのには役立っ
たかな?

一人惣菜売り場を歩き回って、二人分の夕食を買いそろえる間も、娘が
一人で心配しながら待ってるだろうと思うと、気が急いてしまい、買い
物を楽しめません。

大急ぎで戻ると、娘は不安そうな顔をして周囲をうかがうような視線か
ら私を見つけ、とたんにほっとした表情をしました。
やっぱり一人でこんな処に置いていかれたら心配だよね。ごめんごめん。

さてここからがまたひとふん張り。
成田へのバス乗り場がよくわからない。
調べなければ。

外はどしゃぶり。10秒たっていただけでずぶぬれになりそうな豪雨。
娘を地下街のコーヒーショップに置いて、ホットミルクを注文。
「これ飲んで、待ってて。バス停探してくるからね」

どしゃぶりの中、傘なしでバス停に行って行き先案内版など確認するけ
れど、千葉、ディズニーランドなどとは書いてあるのに、成田とは見当
たらない。
えーーどうしよう。

地下街に戻り、案内所で成田行きのバス停を聞きます。
さっきのバス停だと言われ、???と首をひねりながら、再度バス停に
確認しに行きます。
バス会社の人らしき男性が一人立っています。

「成田行き、ここですか?」
「そうですよ。予約ないなら5時20分までにここに戻ってくださいね」
「あのーバス停に成田行きって書いてないんですけど」
「書いてありますよ、ほら」
え…! あ、ちっさ!!わからんがなー。

でもまあーーよかった。
ぐっしょぐしょになった体で、娘の元に戻りました。

成田行きのバスに乗ると、娘が言いました。
「次のオリンピックの時、私もう大人だね」

なんだか、虚を衝かれたような気がしました。
そうなんだ。7年後のオリンピックの時、娘と一緒に暮らしているとは限
らない。今はこうして私の手元にいる娘も、さらに大きくなり、そして離
れていくんだ。
一緒にオリンピックを見るとも限らない。

そうか。大人になるんだね。

なぜか分からないけど、何かを実感して涙が出てきました。

娘はもう疲れのせいで眠ってしまいました。
娘の頭を膝に乗せて、成田までの一時間、なんとも感慨深い気分で過ごし
ました。


マロウドインターナショナルホテル成田に到着。
朝5時出発予定なので、すぐ大浴場に向かって体を温めます。
この旅でお風呂に入ったのはたった一回。あとは全部シャワーでした。
あーーやっぱりお風呂ってほっとするなあーー。

部屋に帰ってこの旅を締めくくる宴会の始まりです。
駅地下の惣菜、本当にどれを食べても一流の味!
裏切らない!すごい。

ワインの小さいボトルを一本空けてしまいました。

はーこの旅はよく酒飲んだなあー。

明け方、超能力を使って無事に4時に起きられました。
福岡に到着したのは9時。

娘はそのまま迎えにきた夫が持ってきた制服に着替えて、学校へ。
私は定期的な通院で病院へ。

慌しかったけど、娘との思い出になったな。

またお金貯めて、行こうっと。

つまらない旅行記でお目汚し失礼しました。

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