2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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年末、夫は30日まで休めないというので、
せっかくの休み、娘と二人で貧乏旅行を企画した。
12月27日、車に寝袋と毛布を積み込んで、早朝に福岡出発!
今回の旅の最終目的地は別府。
旅のテーマは 「いかにお金を使わずに楽しむか」。
貧乏を楽しむ企画は得意中の得意なのである(笑)。
初日の27日の予定は阿蘇の実家へ寄り、休憩して九重、湯布院経由で別府まで行くことだ。
しかしこのタイミングで、寒波 猛烈襲来中〜!!
昨夜から雪が降り、背振山は真っ白になっている。
早朝だというのに、早めのUターンラッシュなのか?
どの道もものすごい渋滞。さっそく井尻付近で車列が動かない。
ノロノロ運転中、実家の阿蘇から電話が入る。
実家の前はすごい積雪で、車はまったく通行していない状態とのこと。
阿蘇に向かうルートも凍っているので非常に危険な状態ではないかと父が心配している。
「旅行はとりやめにして映画にでも行けばいいんじゃないのか。命かけて旅行することはない」
としきりに言う。
しかしいろんな予期せぬことに出会うことこそが旅である。
「うんうん、わかった、無理そうならあきらめるから」
と親をなだめるも、心の中で続行は決めている。
目的地にたどり着くことだけが旅ではないのだ。
「道路の路面状況や天候の様子を見ながら、行けるところまで行く」
ということに作戦変更。
阿蘇は通行できないほど積雪、ということは、当然九重はもっと積もっている。おそらく山越えのコースはこの車では無理だ。最低でもチェーンを装備しなければ無理だろうが、残念ながらチェーンを持ってきていない。
こうなればルートを大胆に変更だ。
阿蘇の実家に寄ることと、九重を行程から外し、朝倉から日田に向かって、大分入りを目指すのだ。
このルートにも山間部はあるが、実際に行ってみないと路面状況はわからない。
少なくとも九重ルートよりはたどり着ける可能性はある。
朝倉の田んぼは一面真っ白なふかふかの雪じゅうたんだ。
娘と二人、「きれいだねーーーー!!きゃほーー!」と絶叫しながら景色を楽しむ。
そう。こうして、一瞬ごとを楽しむことこそが、旅だ。
まさにいま、二人で、旅しているのだ。
周囲は家も田んぼも真っ白なのに、路面は乾いたアスファルトで何にも問題はなく走行できる。朝倉付近は渋滞もなく、安全速度でのんびりと進むことができた。
道の駅で休憩し、買い食い。地元の手作りおまんじゅうやパンなど楽しむ。
パンをもぐもぐしながら、「平地でこれほど積もっているから山越えは難しいかも知れないな…」と引き返す可能性を覚悟する。それでもいい。旅はやってみることそのものなのだから。
朝倉から、日田へ向けて出発。
ここからが、徐々に道は山に入っていく。
路面状況が変化するので注意しながら行くが、路面は濡れているものの凍結はなく、問題なし。
数時間後、あっけないほど順調に、水分峠まで到達した。
湯布院ICの側にある道の駅で休憩。
峠を無事に越えれば、経由地、湯布院だ。
九重ルート以外で湯布院に行くのは初めてだったので、脳内地図がすぐにはつながらず、ピンと来なかったが、「あ、ホントに湯布院に出たー」という感じで無事に湯布院に到着した。
湯布院は観光地化されているので、旅馴れていない人も滞在して楽しむことができる場所だ。
だが私はいつでもどこでも、観光地には興味がないのである。
湯布院なら何はともあれ、まずは温泉である。
本来ならば、湯布院で温泉に入る計画だったのだが、ここで2時間以上過ごすと、この後、山越えにさしかかる時刻が遅くなってしまう。午後遅くなれば気温が下がり、山道の危険が増すと判断した。
またまた、計画変更!
湯布院はスルーし、そのまま山へ突入だーー!
貧乏旅行なので当然、もとから有料道路は使わない予定だが、この天候であらゆる有料道路は通行止めになっている。11号線でそのまま別府目指して、山越え。湯布院から見上げる由布岳は、目前に高くそびえ、その真っ白な山の右側を目指して車はゆっくりと駆け上がっていく。
さすがに路面の端には雪が積もり、車の走行跡だけ雪が解けている状態だ。
この路面を踏んで、また山越えを断念し、別府目前で引き返す気配がちらつく。
一気に山越えが出来るほど馬力のある車ではないし、湯布院で止まらなかったので、中腹の展望台で一休み。積もった雪に大喜びの娘は、強い風のなか、車から降りて雪に駆け寄る。新しい柔らかな雪を素手で集め、小さな雪だるまを作って遊ぶ。
くうー、見ているだけで寒い!!
「しもやけになっちゃうよ、手冷たくないの??」
と呼びかけると元気にピースして見せる。
子供はやっぱりタフだな。
晴天とはいえないけれど丁度、晴れ間の空。
湯布院を眼下に望む雄大な景色。
吸い込む凍りついた風。
雪だるまと一緒に娘の写真をパチリ。
イェーイ、これも旅だよね!
よーし、山を越えるぞーーと気合いを入れて、再出発。
11号線は、セントレジャー城島高原パークの横を通る。
別府までもうあとほんの少しだ。
「ここねーパパとママがデートしたことある遊園地なんだよー。お砂糖壺に入ってるスプーンがあるでしょう。あれはその時にここで買ったものなんだよー。今度は三人で来ようね。スケート場もあるんだよ」なんて懐かしい思い出を娘にかたりながら通り過ぎ、鶴見岳が見えてきて、この峠を越えて下れば別府到着!という辺り。
突然、路面が真っ白に。
非常に危険な状況に突入!
山の陰で陽が差さない地域。
氷点下の強風が吹きすさび、路面のすべてが雪というより白い氷で凍りついている。
きゃーー危ないぞーー!
基本的にこんな天候で山越えにチャレンジしているお馬鹿はそう多くないらしく、同じ方向へ行く車も非常にまばらで、対向車もごくたまにすれ違う程度だが、どの車も一斉にスピードを落とし、超慎重モードになった。止まってしまう車さえある。
チェーンなしでこのまま行けるのか!?
緊張が走る。
のろのろと、人が速足で歩く程度の速度で車を進める。
周囲はまっしろな草原とやはりまっしろな斜面、そしてまっしろな木々が続く。
木々に積もった雪が、強風で舞い踊り、時々吹雪のように視野を塞ぐ。
はっ、と気づくと対向車が、こっちの走行車線上にいる!
うわ、逆走!?と思ったが、逆走車は無人で、停車しているのだ。
なんだよーびっくりしちゃったじゃないかーとノロノロ離合する。
内装革張り仕様の、かなりの高級車が、真っ白な路面に埋もれるように乗り捨て状態だ。
なんで逆走? なんで乗り捨て? 動かなくなったのかなあ?
どうやってこの現状から脱出したのかなあ。
この車に乗ってきた人は、どうしたんだろうなあ。
ここからこんな山の中から徒歩って、暖かい場所まで何キロもあるのになあ。
服装次第じゃ最悪凍死するよ。まだこの辺りに居たりするかも知れないなあ。
って…!
人のことを心配してる状況でもないのだ!
周囲に歩いている人がいないかを気にしつつも、自分たちも車を放棄して歩くはめにならないように、ドキドキ祈りながら車を進めつづける。
まだ行けるのか、行けるのか?
今ここで引き返すべきか、それとも行けるか?
一瞬ごとに気が抜けない。
と、急に視界が開け、別府湾が飛び込んできた。峠の頂上に到達したのだ。
そして同時に路面もまたアスファルトが顔を出した。
凍結地点を無事に通り抜けた!
「ほらー、別府だよー!着いたよー!」と娘に言うと
「ばんざーーい!」
二人でバンザイコールをしながら、最後の坂を下った。
せっかくの休み、娘と二人で貧乏旅行を企画した。
12月27日、車に寝袋と毛布を積み込んで、早朝に福岡出発!
今回の旅の最終目的地は別府。
旅のテーマは 「いかにお金を使わずに楽しむか」。
貧乏を楽しむ企画は得意中の得意なのである(笑)。
初日の27日の予定は阿蘇の実家へ寄り、休憩して九重、湯布院経由で別府まで行くことだ。
しかしこのタイミングで、寒波 猛烈襲来中〜!!
昨夜から雪が降り、背振山は真っ白になっている。
早朝だというのに、早めのUターンラッシュなのか?
どの道もものすごい渋滞。さっそく井尻付近で車列が動かない。
ノロノロ運転中、実家の阿蘇から電話が入る。
実家の前はすごい積雪で、車はまったく通行していない状態とのこと。
阿蘇に向かうルートも凍っているので非常に危険な状態ではないかと父が心配している。
「旅行はとりやめにして映画にでも行けばいいんじゃないのか。命かけて旅行することはない」
としきりに言う。
しかしいろんな予期せぬことに出会うことこそが旅である。
「うんうん、わかった、無理そうならあきらめるから」
と親をなだめるも、心の中で続行は決めている。
目的地にたどり着くことだけが旅ではないのだ。
「道路の路面状況や天候の様子を見ながら、行けるところまで行く」
ということに作戦変更。
阿蘇は通行できないほど積雪、ということは、当然九重はもっと積もっている。おそらく山越えのコースはこの車では無理だ。最低でもチェーンを装備しなければ無理だろうが、残念ながらチェーンを持ってきていない。
こうなればルートを大胆に変更だ。
阿蘇の実家に寄ることと、九重を行程から外し、朝倉から日田に向かって、大分入りを目指すのだ。
このルートにも山間部はあるが、実際に行ってみないと路面状況はわからない。
少なくとも九重ルートよりはたどり着ける可能性はある。
朝倉の田んぼは一面真っ白なふかふかの雪じゅうたんだ。
娘と二人、「きれいだねーーーー!!きゃほーー!」と絶叫しながら景色を楽しむ。
そう。こうして、一瞬ごとを楽しむことこそが、旅だ。
まさにいま、二人で、旅しているのだ。
周囲は家も田んぼも真っ白なのに、路面は乾いたアスファルトで何にも問題はなく走行できる。朝倉付近は渋滞もなく、安全速度でのんびりと進むことができた。
道の駅で休憩し、買い食い。地元の手作りおまんじゅうやパンなど楽しむ。
パンをもぐもぐしながら、「平地でこれほど積もっているから山越えは難しいかも知れないな…」と引き返す可能性を覚悟する。それでもいい。旅はやってみることそのものなのだから。
朝倉から、日田へ向けて出発。
ここからが、徐々に道は山に入っていく。
路面状況が変化するので注意しながら行くが、路面は濡れているものの凍結はなく、問題なし。
数時間後、あっけないほど順調に、水分峠まで到達した。
湯布院ICの側にある道の駅で休憩。
峠を無事に越えれば、経由地、湯布院だ。
九重ルート以外で湯布院に行くのは初めてだったので、脳内地図がすぐにはつながらず、ピンと来なかったが、「あ、ホントに湯布院に出たー」という感じで無事に湯布院に到着した。
湯布院は観光地化されているので、旅馴れていない人も滞在して楽しむことができる場所だ。
だが私はいつでもどこでも、観光地には興味がないのである。
湯布院なら何はともあれ、まずは温泉である。
本来ならば、湯布院で温泉に入る計画だったのだが、ここで2時間以上過ごすと、この後、山越えにさしかかる時刻が遅くなってしまう。午後遅くなれば気温が下がり、山道の危険が増すと判断した。
またまた、計画変更!
湯布院はスルーし、そのまま山へ突入だーー!
貧乏旅行なので当然、もとから有料道路は使わない予定だが、この天候であらゆる有料道路は通行止めになっている。11号線でそのまま別府目指して、山越え。湯布院から見上げる由布岳は、目前に高くそびえ、その真っ白な山の右側を目指して車はゆっくりと駆け上がっていく。
さすがに路面の端には雪が積もり、車の走行跡だけ雪が解けている状態だ。
この路面を踏んで、また山越えを断念し、別府目前で引き返す気配がちらつく。
一気に山越えが出来るほど馬力のある車ではないし、湯布院で止まらなかったので、中腹の展望台で一休み。積もった雪に大喜びの娘は、強い風のなか、車から降りて雪に駆け寄る。新しい柔らかな雪を素手で集め、小さな雪だるまを作って遊ぶ。
くうー、見ているだけで寒い!!
「しもやけになっちゃうよ、手冷たくないの??」
と呼びかけると元気にピースして見せる。
子供はやっぱりタフだな。
晴天とはいえないけれど丁度、晴れ間の空。
湯布院を眼下に望む雄大な景色。
吸い込む凍りついた風。
雪だるまと一緒に娘の写真をパチリ。
イェーイ、これも旅だよね!
よーし、山を越えるぞーーと気合いを入れて、再出発。
11号線は、セントレジャー城島高原パークの横を通る。
別府までもうあとほんの少しだ。
「ここねーパパとママがデートしたことある遊園地なんだよー。お砂糖壺に入ってるスプーンがあるでしょう。あれはその時にここで買ったものなんだよー。今度は三人で来ようね。スケート場もあるんだよ」なんて懐かしい思い出を娘にかたりながら通り過ぎ、鶴見岳が見えてきて、この峠を越えて下れば別府到着!という辺り。
突然、路面が真っ白に。
非常に危険な状況に突入!
山の陰で陽が差さない地域。
氷点下の強風が吹きすさび、路面のすべてが雪というより白い氷で凍りついている。
きゃーー危ないぞーー!
基本的にこんな天候で山越えにチャレンジしているお馬鹿はそう多くないらしく、同じ方向へ行く車も非常にまばらで、対向車もごくたまにすれ違う程度だが、どの車も一斉にスピードを落とし、超慎重モードになった。止まってしまう車さえある。
チェーンなしでこのまま行けるのか!?
緊張が走る。
のろのろと、人が速足で歩く程度の速度で車を進める。
周囲はまっしろな草原とやはりまっしろな斜面、そしてまっしろな木々が続く。
木々に積もった雪が、強風で舞い踊り、時々吹雪のように視野を塞ぐ。
はっ、と気づくと対向車が、こっちの走行車線上にいる!
うわ、逆走!?と思ったが、逆走車は無人で、停車しているのだ。
なんだよーびっくりしちゃったじゃないかーとノロノロ離合する。
内装革張り仕様の、かなりの高級車が、真っ白な路面に埋もれるように乗り捨て状態だ。
なんで逆走? なんで乗り捨て? 動かなくなったのかなあ?
どうやってこの現状から脱出したのかなあ。
この車に乗ってきた人は、どうしたんだろうなあ。
ここからこんな山の中から徒歩って、暖かい場所まで何キロもあるのになあ。
服装次第じゃ最悪凍死するよ。まだこの辺りに居たりするかも知れないなあ。
って…!
人のことを心配してる状況でもないのだ!
周囲に歩いている人がいないかを気にしつつも、自分たちも車を放棄して歩くはめにならないように、ドキドキ祈りながら車を進めつづける。
まだ行けるのか、行けるのか?
今ここで引き返すべきか、それとも行けるか?
一瞬ごとに気が抜けない。
と、急に視界が開け、別府湾が飛び込んできた。峠の頂上に到達したのだ。
そして同時に路面もまたアスファルトが顔を出した。
凍結地点を無事に通り抜けた!
「ほらー、別府だよー!着いたよー!」と娘に言うと
「ばんざーーい!」
二人でバンザイコールをしながら、最後の坂を下った。
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