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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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障害と一言で言っても 知的障害と肢体障害と精神障害は全く違うのでそれらの支援も具体的なアプローチは本当に違うわけだけれど、「障害者支援」ではなくただ単純に「働く場がないと生きられない」ということを何とかしたい。

例えば夫は ものすごく稀な才能を持っているのだが それ以外が普通のことも出来ない面があるのでよほど理解のある職場でない限り就労は不可能。
特に記憶障害と学習障害のダブルは痛い。


今、少しづつNPOや福祉団体などの運営で障害者自らが働くお店が社会の中で広がりつつある。

「障害者の働いているお店」ということは何らセールスポイントにはならない。
消費者が「障害者支援に理解を示すきっかけになれば」ということをかかげて店を経営することは、どこか甘えを感じる。

私なら、目指したいのは「障害のある人が、健常者以上の仕事をする」という驚きと感動を与える場だ。

例えばお手本にしたいのはホンダ太陽株式会社。
ここは本田宗一郎氏の肝いりで創設されたホンダの子会社。従業員の大半は障害者である。
しかしホンダ太陽の製品はミスや狂いが同業のどんな会社より少なく、従業員の仕事への意欲は高い。ここで作られた部品が世界に誇るホンダの製品に使用されている。

障害があることの如何ではなく、仕事への意欲や情熱がそこにある。

障害者、彼らが能力を発揮できないのは、システムがないためである。
今の世の中、特に仕事の現場は、すべて健常者用のシステムだけで構築されている。しかも健常者であるだけでは駄目で、健常者でありストレス耐性が高く、体力的にもタフである人物に合わせたチューニングとなっている。その為健常者であってもその要求に応えられず、システムからはじき出されてしまう人が大勢出て、世の中は半病人だらけになっているのだ。

健常者の中で「もっと働きやすい世の中に」などと唱えてシステム変更を検討しているのだから、障害のある人の為に独自のシステムを構築する必要性があるのは当然のことだ。

ホンダ太陽では、従業員一人ひとりの障害ごとにどうすればより効率良く仕事が行なえるかを最適化するシステムがある。左手が不自由であれば右手だけで操作できるようにスイッチを開発して渡す。そういう道具を開発する部署が存在しているのだ。従業員の仕事を支援する専門部署がある。ここが素晴らしい。

従業員は自分の効率を上げる方法を自分で自由に発案し、会社に提案できる。毎月30もの新たな提案があるそうだ。ここで働く人は自分の障害を克服することではなく、仕事をより良いレベルにすることに意欲を持つ事が出来るのだ。

少し考えてみればわかることだけれども、このシステムは健常者に当てはめても非常に効果を発揮するだろう。


障害者支援、という発想では「あなたたちは、出来るだけ普通の人のレベルに近づきましょう」というメッセージを発信する。
それでは当人にも、店自体にも、「障害者のしていることですので色々大目にみてくださいね」という社会に対しての甘えが生まれる。そんな店に、普通の人がわざわざ行きたいものか。

製品は常に、自信に溢れた良い質でなければならない。
サービスは常に、消費者のホスピタリティに仕えなければならない。

提供者がわの都合を消費者に押し付けるのは最後の砦だ。それを最初に考えてはならない。

「僕たちには、こんなことができるんです」
「どうですか?僕たちが素敵だと思うものは、あなたにも素敵でしょうか?」
そういう堂々としたメッセージを発信できる、特殊な人たちの為の職場を構築したい。


事業内容の選定。
システムの構築。
エラーの想定と対策。
教育システムの構築。

まずは思考作業。これは得意。

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