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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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最近、和の再評価というか、日本的情緒や日本古来のものへの再評価が著しい気がする。

明治維新で西洋に追いつけと、洋服を取り入れ生活様式を変え必死に欧米の真似をしてきた日本人。欧米並になったと高い誇りを抱き、世界大戦に参戦。そして敗戦後、占領され日本という独立国は世界から一時的に消滅。連合国軍(実質的には米軍)占領下にてかろうじて天皇制を維持し、サンフランシスコ条約にて独立国家として復活。

今、日本が世界に独立国家として残っていることはとてもすごい事なのだ。

日本人が、自らのアイデンティティを求め、和を見直すことは欧米化が進み過ぎた為の自然な揺り戻し現象かも知れない。

私は、子供のころから畳の部屋が嫌いだった。
何となく、ダニなどの見えない虫がいる気がしていた。親が共働きだったので、掃除が行き届いた和室の経験が少ないせいかもしれない。

大人になり、一人で部屋を借りたときにも、和室はどうしてもあまり使う気にならず、結構物置化したり開かずの間になったりした。27才でマンションを買った時には、和室を洋室に変更しようとしたら、不動産屋に「そうすると将来転売する時に必ず困りますよ」と強く忠告されて諦めた。
これだけ洋風が定着している日本でも、多くの人が、一部屋は和室が欲しいと望むのだそうだ。

そんな私が、最近、畳の心地よさにすっかり酔っている。
きっかけは川端商店街で、寝ござが安かったので買ってきたことだ。
これをヨガマット代りに使っているのだが、これがもう、肌触り最高。

買ったばかりで清潔だという安心感もあるのかもしれないが、このゴザの上にぺたんと座った時の肌触りは、本当に最高なのだ。そして、一晩かけて水から淹れた緑茶に氷を浮かべて頂く。清々しい緑茶の色、香り、それにぴったりマッチする新しい畳の匂い、少し蒸し暑い夏の風。
窓辺に下げた風鈴が緑茶を音にしたような涼しげな音を奏でる。
至福の時。

ごろんと寝ころんだ時の感じも。
なんだろうか、この体が空気に溶けてしまいそうな心地よさは。

将来、もし小さな家に住んだら、畳だけは新しいものに変えよう。
そしてきれいにそうじを欠かさず、この心地よさを毎日楽しめるようにしよう。

私は、作務衣が好きで2着もっている。畳の上で浴衣や、作務衣を着て過ごすのはいい感じだろうな。
毎日そうして過ごす日々が、明確なイメージに結晶している。多分、近い将来、それを現実にするだろう。

日本に生まれ、日本の良さを何度も何度も見直す。
祖父母の生きた時代を振り返る。その前の時代を学ぶ。
失われたものを蘇らせ、失われつつあるものを僅かでも継承する。
それだけでも、祖先から命を繋いでもらった意味を残せる気がする。


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