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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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私は極端にあまのじゃくなのかもしれないけれども

人から言われた事は とりあえずやらない

という面がある。

親から常に心の自由を奪われていたせいかも知れない。
幼い頃から親の言葉は厳しく、実際に体罰も恐怖に
満ちたもので、私は自分の安全を信じていなかった。
親の腕力は強く 権力は絶大で 子供である私は大
人には叶わないのだと心底思い知らされていた。
だから 怖れから常に親の言いつけに従順だったし、
親の望む子供であろうと精一杯努力し続けた。

自分の感じ方も偽り 本当の感情を押し殺し親の期
待する子供の像を演じてそれになりきろうとした。

大人になって、それがどれほどの自分自身への裏切
りであったかが初めて解り、どうして自分が幼い頃
から遺書を書くような苦しい思いをして生きていた
のかが解った。
自分の中に取り込んだ親に自分自身を完全に明け渡
してしまっていたために 私の心はいつも誰かの命
令に侵されていたのだった。

それらの命令を自分の中から排除する為に数年、格
闘した。何度もくじけそうになったし、自分自身の
傷の痛みに負けそうになり、何度も死にそうにもな
った。

今、心の中に、他人のつけた傷はあっても、私に命
令する誰かはもう居ない。私に命令したり指図でき
るのは、この世に唯一、私自身だけなのだ。

だから私は、もう誰の命令にも従わない。

ただ、他者に侵されていた心には深い傷が残ってい
て 単なる好意からのお薦めだと解っているのに、
アレルギー反応のように とりあえず受付けないと
いう反応が起きる。

人がそれを好意で薦めてくれただけだ、とか
ただの助言だ、と頭ではなく心が納得するためには
少し時間がかかる場合が多い。

でも仕方がない。用心深いのは当たり前なのだ。
過去に牢獄のような場所に閉じこめられていたのだ
から。もう一度鎖に繋がれたら今度こそ心が壊れて
しまうだろう。

私の母は、そんな私の事をこれっぽっちも理解しな
い。
「ほら、こうすればいいじゃないの。こうしなさい
よ。これがいいって言ってるでしょう」
と易々と私に強要する。

その場で素直に笑顔で受け入れない限り、母は不機
嫌になる。だが私ももう、母の不機嫌ごときには構
っていられない。

「うん、わかった。後でそうしてみる」と言うのが
精一杯の母への気遣いだ。
「なーんか素直じゃないわね、あんたは」母は不満
げに子供の頃の私と対応が違うことをなじる。

悲しいが 言われたことに素直になんて従えない。
私が私に命じるまでは私はそれを「しない」。
もう誰の言うことも 鵜呑みにはしないと決めたの
だから。


ただ 時間が欲しいだけなの
自分のためになる助言なら 後でゆっくり安全を確
認した上で きちんと採用するから
目の前で従わないからと そんなに怒らないで
私を嫌わないで

薬を今飲めと 無理やりに口をこじ開けないで
自分でちゃんと 考えて覚悟してからゆっくり飲む
から
自分で ちゃんと飲めるから
信頼してよ 脅さないでよ


幼い頃、そう言えたなら本当に良かったのに。


おこがましいことかもしれないけれども
こうして生き延びることができ、自由になれた私こ
そは 幼い子供たちの代弁者でなければならないと
感じる。
もう誰の言うことも聞かないと言う自分の傷に触れ
ると 今この瞬間 親たちに押しつぶされて 言葉
を発することのできない幼い子供たちの代りに 私
は彼らの声を代弁しなければと思う。

生まれつき 素直でない子供なんていない
彼らが どうして 拒絶するようになったのかを
考えて欲しい

本当に 愛しているのなら!

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