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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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近代史上、東洋の奇跡と言われた戦後復興を遂げた日本。

いま、最大の試練を迎えている。

もとより国家税収が40兆円に対して800兆以上の赤字を抱える超赤字国となり、経済破綻直前のカウントダウンが進んでいた処に、政治は混乱し首相は次々変わり、予算案さえまともに通過しない事態だった。

その状態の日本に、一部地域が壊滅する規模の世界最大の地震とそれに続く恐るべき破壊力の津波が襲った。
首都東京も無傷ではなく、関東地域も電力供給を制限しなければ対応できないほどのダメージを受けている。

原子力発電所はメルトダウンの危機を回避できるかどうかの瀬戸際にあり、国民はみな息をつめてその報道を見つめている。


だがこの瞬間も。

誰かが電力を確保しようと雪の吹雪く外で作業をしている。
原子力発電所を制御しようと命がけで放射能汚染のリスクのなか戦っている。
消えそうになっている命を救おうと治療にあたっている。
寒さに震える被災者を励まし、避難所を守っている。
救援物資を一刻も早く届けようと、車を走らせている。
体を温めるものを振舞おうと炊き出しをしている。
家を失い、家族の安否が分からず、涙にくれる人の肩を抱いている。
腐臭と寒さの中で生存者を探し、亡くなった人を見つけようとしている。

避難所に居ながら、「今、何が必要ですか」という記者の問いかけに「私はもう充分ですから、どうか他の人を助けてあげて」と涙する母親。
床に商品が散乱したコンビニで、黙って商品を拾い、レジで支払いをしようとする客。
家に一刻も早く帰りたいだろうに、停電したコンビニの中で黙々と従業員としての務めを続けるアルバイト店員。
お菓子をもってレジに並び、少し考えて、レジ横の募金箱にお金を入れて、商品棚にお菓子を返し何も買わずに帰っていった小学生。
何時間も動かなかった電車の車内で、妊婦に席を譲る老人。


世界中が、この事態の中での日本人の振る舞いに感動している。
これほどの災害時にも無法化せず、略奪も一件も起こらない。
冷静で、忍耐強く耐える日本人の姿が、世界中に感動と尊敬の念を起こしている。

この国はどうなってしまうのか…私はこの災害の直前まで絶望しそうな気持ちでいた。

けれど今、確信している。
日本は必ずもう一度立ち上がる。
そして、以前よりも素晴らしい国にする。

どんな苦難の時にも、自分以外の人のための献身をごく自然に当たり前のこととして行えるこの日本人の高潔さを見たとき、私は、自分が日本人であることを忘れて、心から誇らしく感じた。
チベットの友人は、「日本人はすべて、潜在的仏教徒である」と言っていた。仏教の教える全ての命に対する慈悲心は、私達日本国民の血の中に流れている。

私達は、今、本当に心を開かれている。
今苦しんでいる人の苦しみが終わり、喜びや平安があるようにと、みなが他者の為に心から願っている。日本がかつてこれほど祈りの気持ちに満ちた時があったろうか。
無関心の鎧を捨て、今日本中の心が開かれてひとつになっている。

日本人のこの気高き振る舞いを見た世界の人々は、我々に学びたいと思っている。国の産業がどのようなダメージを受けるとしても、日本人は必ず国を再建できる。

本物の苦難のとき、歴史はヒーローを生み出す。
今、我執を捨てて懸命に献身している一人一人が、無名のヒーローなのだ。
そしてやがて、その代表者として歴史に名を残す人が現れる。
国を率いる人材が、生み出されるだろう。


希望を捨てない。
頑張るぞ、日本。

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