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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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福岡で暮らす私たちにはほとんど何の変化もない日常が保たれている。

だがテレビでは一切普段の番組が中止され、一日中緊急の情報を伝え続けていることからも、この未曾有の大地震が現実であることを知らせている。

こんな時、大丈夫な地域の私たちは何をすべきなのか。

地震の翌日に講義で会った参加者はみなひどく動揺していた。身内が関東にいる人。東北にいる人もいた。心配のあまり、寝ていないという。私も同様で、徹夜で報道を見守りながらトンレンの瞑想を続けていた。

講義で会った40名余りの人々にも、以下に書いた事と同じ話をした。感想文には、「とても有り難かったです」と綴られていた。



こんな時には、誰もがショックを受け、何をしたらいいのかと右往左往する。

少し想像してみてほしい。
一瞬のうちに、日常の暮らしを奪われ、家を、家族を失い、寒さと不安と飢えの中にいる人々のことを。かれらは人生の基盤といえるものを失い、到底自分は大丈夫とは思えない状況にある。

もしも自分が、それほどに心細い状態になったとしたら、どんな人に側に居て欲しいだろうか。その人にどんな風であって欲しいだろうか?

私なら、とても心細くて、悲しくて、寒くて、恐ろしくて、たまらないほど不安な時には、しっかり足を踏ん張って堂々と立っている人に側に居て欲しい。大丈夫だ、私がいると言ってくれる人に、側に居て欲しい。お前の悲しみをどれほど聞いても、どれほど見ても、私は決して揺らがない、おまえの側でしっかりと立っていると言って欲しい。

だから、災難を免れている私たちの役割は、まず第一にそのように力強く日常を送り続けていくことにあるのだ。慌てるのをやめ、支えを失った人の支えであるために、足をしっかり踏みしめ、自分の日常の生活をしっかりと守るのだ。家族と仲良く暮らし、よく食べ、眠り、健康的に暮らし続けるのだ。

それが、基盤を失った人の基盤になるという役目だ。

こっちは大丈夫。
元気だ。
君を支えられる。
そう伝える為に、自分の生活を守ろう。

そして、混乱し、恐れ、悲しみ、痛み、苦しんでいる人々のことを見守り続ける。どんな悲惨な事実にも、ふらつかないように。
これからもっともっと、悲惨な情報が伝わってくる。

しっかり足を踏ん張れ。
彼らの杖になる時なのだから。
しっかり目を開け。


分かるだろうか。日本は今、経済危機、政治不安、そして未曾有の災害によって、国の存亡をかけた危機的状況にある。今こそ、私たちは母国を守る時なのだ。

このことが、私たちすべての心を開き、結び、未来を拓くきずなになることをただひたすらに祈る。

海外の人々の支援の申し出に心から感謝する。
歴史上、日本は外国に助けられたことはない。
これまでアジアの国々の為に大戦を戦い、戦後には多くの発展途上国の為に金をだし援助してきた世界第三位の強国、と思われてきた日本が、援助を受けるのははじめての事だ。

日本という国が始めて経験する、亡国級の危機であることを、よく感じるべき時なのだ。

日本はもはや強国ではない。
そして、日本は決して見捨てられてはいない。
一人ひとりという単位でも、国と国という単位でも、私たちはすべて心を開き、本当のきずなを結ぶ時がきたのだ。

同じ国民として、すべての被災者の方々の気持ちを受け止め続ける。出来ることは何かと考え、行動しつづける。そして共に立ち上がり、もう一度新しい未来を作る。

岩手と東京にいる身内と、ようやく連絡がついた。
家の被害はあっても、みな元気だった。ありがたい。

呼吸を忘れず、目を開き、耳を澄まそう。
大丈夫、命ある限り、何かができるのだ。

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