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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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自分自身を本当に知ろうとしはじめると
まず最初には 様々な偏見や批判意識によって妨害が起こる。

自分の良くないところや未熟な部分ばかりを探しだして猛烈
な反省会になったりする。批判とそれに対する言い訳が自分
の中でうずまくと、これ以上知るのが怖いような気持ちにな
ってくる。

残念ながらこれは知るという事ではない。
自分を知るという事は反省会ではないし、より良い計画や対
策を練る為の会議でもない。

自分を知るという事は、シンプルに 観察だ。
音もない静けさのなかで シンと空気が凪ぎ 波立たない水
面に自分を映して見るような、そういう作業だ。
だからそこに感情が映し出されるとしても、水面を波立たせ
ず、水鏡を壊さぬように、静かに呼吸する。
優しさを備えて 自分の中を見守る。
そんな作業が、自分を知る方法だ。

現代の日本人は、このやり方をすっかり忘れてしまっている
のだが、おそらく100年前には日本文化のいたるところに
このスキルが取り込まれていた。生活の中にも、自分自身を
見つめる時間が習慣として取り込まれていたはずだ。

自分自身の水鏡にどんな荒れた感情が映し出されるとしても、
その中に飛び込むのではなく、水鏡を見つめること。
そして、そのまなざしに、慈しみを備えること。
実は、この一連の行為こそが、瞑想の一つなのだ。

日々、自分を見つめる事は、自動的に、瞑想を続けることに
なる。

それを続ける毎日は、とても懐かしく、故郷に帰った気持ち
になる。その故郷は 遠く 冷たい空気に満ちた高地にある。
自分を見つめる時間は 胸の中に爽やかな高原の風が吹き抜ける。

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