忍者ブログ
Admin / Write / Res
2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
MoonLeaf
性別:
女性
職業:
Peace Maker
自己紹介:
Member of MENSA International
最新CM
[04/21 ボーズ]
ブログ内検索
アーカイブ
バーコード
フリーエリア
忍者アド
カウンター
アクセス解析
[622]  [621]  [620]  [619]  [618]  [616]  [615]  [614]  [613]  [612]  [611
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

病気のことですが 今、ひとつだけブルーになることがあります。
それは「母が私の病気を知ったらどうなるだろう」ということです。

5年前、私は胆嚢結石になってある夜「このまま死ぬ気がするほど痛い」
という状態で救急に担ぎ込まれ、即手術が必要という診断を受けました。

その時も「手術する」と決めてから母に連絡をしましたが、母は熊本から
夜中にすっとんできて、翌朝一番手術の予定が決まっているというのに
大反対しました。

臓器を一つ取ってしまうなんて、今後人生にどんな影響があるか分から
ない。食事療法で、何とかなるんじゃないのか。アオサがいいと聞いたの
で買ってきた。これを食べて何とか、様子をみてから、どうにもならないと
きに手術したらどうか。取ってしまった後ではもう後戻りできない。

そんなことを言いに、わざわざ夜中に車を3時間も飛ばして病院にやって
きたのです。

まあ…母の気持ちも分からないではないですが、正直に言えば私は
その母の顔を見て(私がどんなに痛い思いをしたかぜんぜん分かってい
ないなあ)と思いました。
しかも、結石の痛みはそうやって病院に担ぎ込まれる前の1年間、ずっ
と耐えてきた痛みだったのです。脂汗がにじむほどの原因不明の苦痛を、
家族の誰も深刻には思わず、いくら訴えてもわかってくれませんでした。

その日深夜、「もうだめ、このまま死ぬ気がする」という言葉で初めて、夫
が深刻さを理解したのです。

母はもちろん私がそんなに長い間痛みと闘ったのかもしれないなんて考え
もしていなかったのです。
ある一晩のひどい痛みで、医者の言うとおりにあっさり自分の内臓を切り
取ろうとしている…そう思ったに違いありません。

私にしてみれば、あの苦痛から開放されるなら片腕でも切ってもらいたい
ほどの痛みでした。陣痛の時とはまた種類の違う、しかし同様に我慢のし
ようのない、激しい痛みに、もう十分に耐えたと思うし、いろいろと治らな
いかと自分なりに工夫していた1年間でした。
なのにいまさら「アオサを食べて様子を見る」という呑気な提案を、受け入
れることなど無理でした。

私が「せっかく来てくれて、忠告してくれるのはありがたいんだけど、手術
は受ける。もう決めたことだから。術後の体への影響も説明は受けている
し、考えた結果決めたから」というと母は、「そんなこと言っても手術してし
まって、あとで後悔してももう取り返しが付かないじゃない」と食い下がりま
した。
「お母さん、私の体で、私の人生。自分で決めたことで後悔するとしても、
その後悔も私のもの。だから大丈夫だよ」と言ったら母は、「お前はやっぱ
り私を恨んでいるんだ。私を許してくれないんだ」と言って泣きはじめました。

母には、母の意見に完全に賛同しないと、「私を受け入れてくれない」「私を
嫌っている」と曲解する心の癖があります。意見が違っていても好きだし、
それぞれの意見、それぞれの道、それぞれの人生があるといくら説明しても、
あの聡明な頭がどうしてそんなにおかしな具合になるのか、どうしても感情
的になっていじけてしまうのです。
幼い頃に被虐待児だった影響だと思います。

多分に、母には、娘と一心同体でいたいという依存心があります。
だから母と一体でない、という事実をこちらから突きつけると、母はすぐに大
げさな感情恐慌に陥り、「お前は私を奥底でずっと恨んでいるんだ」などと言
い出すのです。

私が治癒しない病気になったなどと言おうものなら、自分のことのように
落ち込んだり、治療法探しにやっきになって、あれを試せ、これを試せと日
替わりのようにして言ってくるに違いありません。

事実として私の方が豊富な情報をもっているし、母が進める治療法はなん
らかの理由で採用できない可能性の方が高いのです。しかし断れば母は
恐慌状態に陥ります。
何らかの因縁でそうなったとか、だから私は前から思ってたのよとか、聞
かされると余計負担になるようなことを嘆きの中でぶつぶつ言うのも勘弁
してほしいことです。

治癒しないとは言っても、進行はコントロール出来るし、日常生活も制約つ
きとはいえ、別に普通に過ごせ、仕事も出来ます。この病気は私の体の一
部であり、付き合っていけると確信しています。
母があわてる必要はないので、この際、言わずにいようかと思います。

積極的に隠し通そう、というわけではないですが、「きっかけがないなら
言わないでいる」という感じです。

病名をぼかしていてすみません。
なんでしょうね、まだ、自分でも病気になった自体が恥ずかしくて(汗)
そのうちぺロッと公開するかも。
命に別状ないので、心配なさらないでね。

拍手[2回]

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人にのみ表示)
Copyright ©  I realize it when I through it All Rights Reserved.
* material by Pearl Box   * Template by tsukika

忍者ブログ [PR]