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相談を受ける仕事は、心理カウンセリング以外にも色々とあります。

占いや霊感などもその一つ。

テレビで相談番組のジャンルは無くなることがないですね。

ちょっと前までオーラの泉で江原さんと美輪明宏さんが人気でした。
大泉の母とか、銀座の母とか、いろんな占い師さんや霊感があるという方がテレビでもてはやされては飽きられて露出しなくなります。テレビは人を使い捨てにする業界です。

今は、水無昭善さんが人気です。

共通しているなあと思うのは、こういう方たちが、相談者を叱る、というシーンです。

大泉の母なんて、相談者をビシバシ厳しく叱ることで有名です。ご覧になったことありますか。

テレビに出演する人たちは、「他人がそこまで言っていいの?」と思うくらい、人様の人生についてものすごい言葉をかけます。水無昭善さんも例外ではありません。

テレビは視聴者が喜ばないものは作りませんから、視聴者のある程度の割合の人が、叱られるシーン、ずばっと厳しく言われるシーンを期待しているという事なのでしょう。

子供の親への欲求には、「褒めて欲しい・認めて欲しい」というものと、「叱って欲しい・正しいことへ導いて欲しい」というものがあります。
グレそうになっている若者は一度にこの両方を求めていて、それに応じられる大きな大人になかなか出会えない為に破綻した行動を続けています。

最近は、世の中「子供は褒めろ褒めろ」と言っていますので、もしかしたら世の中に叱って正しいことを教えてくれる存在が足りなくなってきていることの現れが、こうしたテレビ番組の人気につながっているのかもしれないなと思うのです。

正直言うと、私は水無昭善さんを見ていると、この人はテレビに出ない方がいいと思っています。
この人が叱るのは相手のことを思えばこそですが、テレビでは都合よく刺激的な部分だけが切り取られて使われ、本当の会話の全容は伝わりません。仏教説法の手法を安易にテレビショーに出すべきではないと思います。説法は相手の人生をよく聴聞した上での言葉ですし、相手にだけ向けた言葉です。他人には役に立たない可能性も多いのですからショーにすべきではありません。
そしてこういうシーンに共通するのは、「相談者が間違っていて、応じている人が正しいのだ」と決めつけている図式です。実際には、お互い人間です。必ず説教している人が正しい訳ではないのです。

けれど、そういう厳しいシーンを世の中が望むのは何故なのかといつも考えます。

「自分の未熟さを委ねられる強くて正しい人が欲しい」

日本の中に、そういう依存心がどんどん大きくなっているとしたら、怖いことだなと思います。
子供を叱る親が減っている世の中で育てられて大人になってしまった。
今、大人たちの心はとことん弱くなっているのかも知れません。

占いは、とりあえずすがる答えが欲しい人のために依存させてやるサービス業です。
だから自分に自信があって自律している人は占いには相談しません。
占いに行く人は基本的に依存的な性質で、自分のことを人に決めて欲しいのです。自分の中にある答えが正しい証拠を人に求めます。だから本質的には自分の答え通りにしているのに、相手の答えに従ったとどこかで思うことで責任転嫁をしています。だから客観的な意見ではなく、より自分に都合の良い意見を言う人に通い、自分の思うようにならなかった時は、占い師が外れたというのです。

でも人生には、そういう依存が必要な時もあるのかも知れませんね。
ずっと通い詰めているのでなければ、占い業も社会の中で重要な役割があるのだろうと思います。

甘えさせることと、甘やかすことの違いが分からず、
感情で怒ることと 叱ることの違いが分からず、
強いることと 導くことの違いを考えない大人が多いことに
私は嘆いてばかりでなく、変えるべく動き続けようと思います。

とにかく、

健康であれ、心。
あなたは完全な存在なのだ。
すべての答えを内包した存在、人間。
目を覚まそう、もう春だよ。


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