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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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我が家のベランダ菜園は今年なかなかの出来栄えだ。
特に、4月から育ててきたフルーツトマトがとても大きく育って、たわわに実を付けている。気温も高くなっていよいよ赤く色づきはじめた。

と思っていたその矢先。
一番最初に色づいて、やっと収穫しようかどうしようかと考えていたその実を、誰かが盗んでいった。
盗まれた!と思ったその視線の先、ベランダの欄干の上に、食い荒らされて中身をほじられて、無残な姿になったトマトの残がいが。

そう。トマトを狙っていたのはカラスだった。
それからトマトを巡って、カラスとの智恵比べが始まった。
赤い実が空から見えないようにプランターの向きをかえてみたり。
一日に何度もベランダに様子を見にきてみたり。
私は別にそれを怒っているのではない。カラスも腹が減っているのだろう。
ただ私が今朝、まさに摘もうかなと楽しみにしていた、その実をかっさらっていくのは気にくわない。
敵もさるもので、一瞬の隙にトマトを奪って行ったりするのだ。

この間、カラスは不思議なことをした。
ご丁寧に、枝からむしったトマトを、食べもせずにベランダの欄干の上に残して行ったのだ。熟れ加減が気に入らなかったのかも知れないし、別の何かに気を取られて飛び去ったのかも知れないが。

私はそのトマトをわざとカラスがよくとまっているラティスの上に見えやすく置いた。
「食べるならこれからお食べよ。お前がむしったんだぞ」というメッセージだ。
そのトマトは、おととい、昨日、そのまま置き去りにされていた。置き去りにされた分、きれいに色づき、とても美味しそうなトマトになっていった。


今日の午後、ふとベランダを見るとカラスがラティスの上にとまっている。部屋の中の私がカラスから見えているのか、私に真っすぐむかって「カアァ、カア、カア、カアァ」と四回大きく鳴いてから飛び立った。口を大きく開けて、中の赤いのどのうちがわまで見えた。まるで私に何かを話したみたいだった。

なんだよ!とベランダに出ると、あのお土産用のトマトが無くなっていた。

カラスとの知恵比べを楽しんでいる。
もちろん、被害があるといっても趣味の菜園程度なのだからそんな呑気なこともいってられるのだが。
仕事で農業をしている人や、本気で自家栽培をしている人にとって、カラスやイノシシに畑を荒されることは、ずっと深刻だし本当に憎らしくなるに違いない。

ともあれ、カラスに先を越されるのは癪なので、トマトの苗ごと、カラスが入りにくい柵の下に移した。その代りに、お持ち帰り用のトマトをラティスの上に置いておいてやろう。きっとあいつならわかってくれる。「ああ、これを食えってか。しゃーないなー」と。


ゴーヤも3本、初収穫。
ゴーヤは結構ラクチンだな。水さえあげれば勝手に大きくなるかんじ。
あと数週間すれば、きっとキュウリが実を付けはじめるだろう。
宝石のようなミニトマトも可愛らしい。
そうそう、ピーマンもいつの間にか実が一つ成ってたな。

夏がきたな、と感じる夏野菜のベランダ菜園。
季節は美しく、泥棒カラスのお陰で楽しくスリリングに巡っている。

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