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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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桜たちが 今まさに散らんと潔く花吹雪を見せてくれています。

毎年思うのですが、この花吹雪に潔さや儚さを感じる日本人の繊細さは
世界でも群を抜いているのではないでしょうか。

桜吹雪の中で目を閉じるのが大好きです。
その瞬間、千年以上も昔、同じように桜吹雪の中で目を閉じていた誰か
を感じるような気がするからです。
その人は何を想ったろうか。
私と同じように想ったろうか、と、時を越えて、その魂とコンタクトし
ているような気がするからです。

鮮やかに移り変わる季節を、日本人は愛で、そしてその無常をしみじみ
味わうのです。
日本人のメンタリティの中には、このような自然の風景と共に
「ずっと続く事は何もないのだ」という無常(常なるもの無し)の感覚
がしっかりと根付いています。
儚さを知るからこそ、盛りと咲き誇る桜の下で、その一瞬を愛で、酒を
酌み交わしたいという習わしが生まれたのでしょう。
これは仏教文化とも深いつながりがあるのではないかと思います。

無常とは必ずしも「虚しさ」のような情感的なものとは限らず、
ただ自然のありのままをそのままに観察した結果の、冴え冴えとした
客観的な結論でもあります。

咲いた花が枯れぬことはない。
栄えたものが衰えぬことはない。
生まれたものが死なぬことはない。
始まったものが終わらぬことはない。

すべて、真実ではないでしょうか。
つまり、常なるもの一切無し。
この現実世界の、真理の一つだと私は思います。

だからこそ、苦しみにも終わりがあります。
困難にも終結があります。
私はそれを心から確信しているからこそ、希望を捨てません。

春がきて、深まった事を感じます。
止まっていたものは動き出し、うごめいていたものは静まります。

私たちの世界は、壮大な時を奏で続けている、シンフォニーです。
そして私たち一人一人は、その交響曲の中の、一つの音符です。

美しい世界。
美しい命たち。
苦しみも悲しみも 刹那の煌めき。

壮大な交響曲は まだまだ鳴り止みません。
悠久の時を 奏で続けています。
願わくばそのすべてが調和しますように。

私の一生が奏でる一瞬の音も、この美しい世界に調和しますように。

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