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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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都内で 大震災の義捐金箱を盗む事件が続発しているのだそうだ。

入っているのは数千円から数万円。

たったそれだけのお金のために、自分の人間性が地に落ちることを、
犯人は想像したのだろうか。
10円でも100円でも、人のお金に手をだしたら、それは泥棒だ。
そして盗んだわずかな金と引き換えに、一生、手を汚したのだという
過去が付いて回る。過去は絶対に消えない。無くならない。
そんな風に、自分の未来から光が失われていくことを、想像しないのだろうか。

義捐金に、どれほどの人の思いがこもっているのか、想像できないのだろうか。
世間からどれほど憎まれるか、想像しなかったのだろうか。
こんな真似をしたら、血の気の多い国なら皆に囲まれて半殺しのリンチ
にあうだろうが、日本ではそんな乱暴な事件は発生しない。
けれど、おとなしい日本人でも、こんな愚かで非道な行為を許したりしない。
殴られないけれど、この過去を知られたら軽蔑されてしまうだろう。


小さな子供に、「盗むのはだめよ」と教えると、賢い子なら「何故?」と聞く。
「盗んではいけないと知っているけれど、何故盗んではいけないのだろう?」
と考えるのはたいへん頭のいい子だ。
大人はその質問に答えられるように日ごろから準備しておかなければならない。


「お店のものは、お客さんが触れるようにおいてあるよね。
 だから、こっそりとポケットに入れることは簡単にできるよね。
 だけど、どうしてお店の人はガラスのケースに品物をしまわないんだろう?
 盗まれないようにしたほうがいいのにね?」

「もしもあなたが、お店のものをそっと盗んでいったら、お店の人はどんな風
 に感じるだろうね?盗まれたあと、お店はどうなるだろう?」

「お店の人はとてもがっかりするよ。だって、お客さんはちゃんとお金を払って
 くれるいい人ばかりだと信じていたから、品物を手に取れるようにしてあっ
 たんだもの。そして、盗まれてしまったのでお店はとても損をして、これ以
 上損をしたらつぶれてしまうかもしれないから、もう二度と盗まれないよう
 にしよう、と思うでしょう」

「そうしたら、お店の人はお客さんをいつも疑って、見張るようになるかも知
 れないね。それとも、ガラスのケースに品物をしまってしまうかも知れない」

「お店の人が怖い顔をしているお店になったり、品物を手にとって買い物が
 出来ないのは、楽しいことだろうか?」

「それはあなたやみんなのために、いいことだろうか?」


子供の想像力を、常に刺激することが、子供への最大の教育になる。

まだ起きていないことを、想像する。
その結果を頭の中で見たり感じたりすることが出来る。
これが人間性の源になっている。


想像してみよう、未来を。
感じてみよう、相手の心を。

悪事から自分を遠ざけるのは、克己心ではなく、想像力なのだ。

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