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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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夫と合流し、すぐにKちゃんの病院へ向かった。

夫と娘は車で待っているといい、久しぶりにふざけ合って遊んでいる。私は安心して、Kちゃんの処へ向かった。

ご飯が終わってしばらくしたところだったようで、丁度よいタイミングだった。
「Kちゃーん」と笑顔で手を振ると、Kちゃんは昨夜より明るい顔で迎えてくれた。
「昨日は急に来たから何にもお見舞いもってこなくてごめんね。」
と言いながら、私は彼女にスーパーの袋を渡した。
「ごめん、ちゃんとした包みじゃなくて。買ってきただけなんだけど」

Kちゃんは袋の中をみて、ぱっと笑った。
「ラミーだあ。嬉しい〜」
彼女が昨日、看護師さんに買ってきてもらえなくなって残念といっていた、チョコレートだった。

「そんなに嬉しいの?」と聞くと
「嬉しいよおーーもう、これ大好きでねえ」とニコニコ笑ってくれる。

「そうなの。じゃあ、これもあげよう」
とバッグからさらに一箱取り出して渡した。彼女はうふふと笑う。
「いいの?」
「うん。そんなに嬉しいの?じゃあ、もう一つあげるね」
とバッグからさらにもう一つ。目を丸くする彼女。

「そうかそうか、ラミーがそんなに好きなんだ。じゃあ」
とさらにもう一つ。彼女の口がぽかんと開く。

「えーい、じゃあ大サービス」
とさらにもう一つ。もう一つ、もう一つ、と合計10個のラミーを彼女の前にならべてあげた。彼女はあっけに取られ、ぽかーんとして、それから可笑しくてたまらないと言う風に笑った。

「魔法のかばんかと思ったよー。もう!」

二人でひとしきり笑った後、
「ごめんねラミー10個しかあげられなくて。これでしばらくの間、慰められて」と言うと、
「ホントに嬉しい。これだけありゃあ、しばらく楽しみがあるよ」と笑ってくれた。
彼女専用の冷蔵庫に、ラミーをしまって、二人で穏やかな時間を過ごした。

「Kちゃん、私たちずっと友達だからね。いつとは言えないけど、別府に来たときには、絶対Kちゃんの処に来るから。またね。」
そう言って、別れた。

Kちゃんの過酷な人生を、私は一瞬たりとも代ってあげることはできない。
私の人生を、一瞬たりとも代ってくれる人はいない。
誰しもが、一人ひとりの人生を、精一杯生きていくしかないのだ。
だからこそ、私たちは、ときには寄り添い、励まし合いたい。
頑張っている姿を、お互いに認め合いたい。
共に、同じ時代を生きている大切な仲間。
最後の最後の一息まで、私たちは友達だ。

さあ、家族と遊ぼう!!

今日の目的地は、スギノイホテルの新施設、温泉プール、アクアガーデンだ!
旅を楽しく締めくくろう!

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