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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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数年前に 火事で消失してしまった大手門が復元され、ふたたびライトアップされているのに気付いた。

この事務所に来てから、周辺の建物が取り壊されて駐車場になったり大きな高層ビルになったりという事をずっと眺めてきた。都市は目まぐるしく変化する場所だなあとしみじみ思う。

あの古い大手門が好きだった。何百年も前に建てられた美しく堂々とした姿や、私の寿命を遥かに越える長い年月、同じ姿で門を支えてきた木材に触れるのが大好きだった。門をくぐるたびに、あの大きく立派な木材に触れていた。

あの門が焼けた時、リアルタイムで消火活動を見守った。
焼けた後の黒焦げの門を、悲しく何度も眺めた。何週間もの間、焦げた臭いが周辺に漂っていた。

あの火事は不審火だったけれど、犯人は捕まったのだろうか。
私は、あの火事は周辺のホームレスの人が起こしたのではないかとずっと思っている。それも故意に燃やしたのではなく、彼らが暖を取る為か煮炊きをするために着けた火が、門に引火したのではないかと、何故かずっと思っている。ホームレスの人があの門の中で雨風をよけて寝ているのを知っていたからかも知れないけれど。

真相はどうなのか、どこにも出ていないけれど、機会があったら調べてみたい。

新しい大手門は、真っ白で美しく、以前とは違う形になって復活した。
でも今でも、私の脳裏にはあの古い大手門がはっきりと残っている。

変わらないものは何一つない。
大手門も変わってしまった。
けれどそれが 私たちの生きている世界のきまりごとだ。
すべては新しくなりそして、いつかまた消えていく。

焼けて無くなってしまった大手門が、再建されたのは、今を生きる人たちの心にまだ、あの建物に対する愛着があったからだろう。どうでもいいと思うものを再建するはずがない。
そしてまた、この新しい大手門が歴史を引き継いで生きていく。

何百年か後、私と同じ気持ちで大手門を愛する人がいるのかも知れない。


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