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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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オーストラリアの港に、生後一ヶ月の赤ちゃんクジラが迷い込んでいて、ヨットを母親と思い込み側を離れないというとても切ないニュースが先日流れました。

クジラの赤ちゃんは1年くらいは母親の母乳をもらいながら成長するという事で、生後一ヶ月では母親無しでは生きる術がないのだそうです。

ヨットにお乳をねだって吸い付く姿など、とても可哀相でたまりません。
そしてその後、赤ちゃんクジラはサメに襲われ深手を負って苦しんでいる事から22日に安楽死が決定したそうです。

安楽死が決定した事を受けて、現地アボリジニ(オーストラリア大陸の原住民)のホェール・ウィスパーと呼ばれる、クジラと話せる人が、死の瞬間を怖がらないようにと赤ちゃんクジラにクジラ語で話しかけると、赤ちゃんが同じように鳴き声で応え、ホェール・ウィスパーの側にすりよってきたのです。

涙が本当に止まりませんでした。
二人は確かに、対話していました。
そして、赤ちゃんクジラの声と共に、この苦しみと、悲しみが一気に押し寄せてきました。母親を求め、寂しい悲しいと甘えていました。お母さん、お母さんと言っていました。そしてその心を受け止め、慰めようとするホェール・ウィスパーの大きな大きな慈悲心を感じました。

近代的な暮らしをしている人々は、科学が万能だと信じている科学信仰者です。
そのような人々は、動物と人間が魂のレベルでコンタクトできる事を非科学的だと言います。
魂の存在も否定したりします。

私は、動物と人が精神よりもっと深く、魂のレベルでコンタクトできることを知っています。
これは信じているというよりは体験を伴う確信です。
動物と心で会話できる能力を訓練で獲得した人をアニマルコミュニケーターと言いますが、すごい人になると飼い主と動物しか知らない秘密の話を、動物から聞いて知る事も出来るそうです。
その事を飼い主に「この子がこう言っています」と話すとどんな飼い主も、確かに動物から聞く事が出来る人なのだと認めざるを得ないそうです。

アボリジニやネイティヴアメリカン、原住民のハワイアン、遊牧生活を守るモンゴリアン、チベット人、それら辺境の、科学に背を向けて古くからの独自文化を守っている人々に、非常に高い精神性を感じます。彼らを野蛮だとか、遅れているとか、劣っていると考えるのは、科学信仰者の驕りに他なりません。
彼らの持つ崇高な精神を、我々は失っています。
そしてそれを取り戻したく思っています。

彼らに学ぶ事は、あまりにも多く、そして私は、そのような人々の生き方に、少しでも回帰して行きたいと願っています。


可哀相なクジラの赤ちゃん。
ほんの短い、数十秒のVTRでしたが、私の心は今もオーストラリアの海にアクセスしています。
どうか次には、温かい親に恵まれ幸福な生を得ますように。
冥福を祈り、この子の分のロウソクを灯したいと思います。
まだ、チャムの喪が明けていないので、一緒に転生を祈りたいと思います。



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