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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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15年前の今日、私はいつも通り、会社に出社していた。
ニュースで東京の地下鉄でサリン事件が起きたことを知った。
(注:ご指摘がありましたので修正しました。当時はネット環境は創世期でまだ現在のように整っていませんでしたので、ネットのニュースで知ったという記述は私の違いかも知れません。ご指摘感謝します。業務上、IT環境は常に最先端でしたのでネットを通じて知ったというのも間違いではないかも知れないのですが、なにぶん記憶ですので混同している可能性もあり定かではありません。)

当時、私は、東京にあるいくつもの取引先に出張し、さまざまな交渉や営業をする立場にあった。ニュースを知った瞬間、まず真っ先に頭によぎったのは各社の担当者の顔だった。

取引先に次々に電話をかけ、担当者の安否を確かめた。担当者はいずれも無事で、幸い、誰もあの事件に巻き込まれた人は居なかった。11時になり、12時になり、昼休みになると、事件の大きさ、悲惨さが続々と伝わってきた。
ぞっとした。自分が出張で使う路線だった。取引先の人々が、皆、出勤に使う路線だった。
「あの電車の、一本前だったんです。僕が乗っていたのは」そう話してくれた担当者がいた。「もう、地下鉄に乗るのが怖いですよね」ぽつりとそう言った。

15年前のあの日の、ニュース映像が今でも目に焼き付いている。
阿鼻叫喚と化した、地下鉄のホーム。

それからも、私は仕事で繰り返し東京を訪れ、地下鉄にも何度も乗った。地下鉄のホームに立つたび、サリンという正体不明の猛毒で苦しんだ人たちの、あの日のその瞬間を感じるような気がして手を合わせた。地下鉄にのると必ず心の中で手を合わせ、今も苦しんでいる人たちにも安らぎがあるようにと手を合わせていた。それからの数年間、事件の再発を警戒し東京の地下鉄はいつ行っても異様な雰囲気だった。ごみ箱の撤去、網棚の荷物に触らない、不審な荷物があったらすぐに職員を呼んでなどのアナウンスが、何度も何度も流れていた。
今でこそ、東京も平穏を取り戻したように見える。けれどあの事件が日本人に与えた衝撃は、心の奥底にトラウマとなって焼き付いているのではないだろうか。

事件を風化させてはいけない。
こんなに平和だと言われる日本にも、テロが発生しうる事を、私たちは忘れてはいけない。
テロを起こす人が生まれるのは、社会の歪みの末なのだ。事件は私たちに警告している。
大人しく、忍耐強く、穏やかな気質で、従順であると言われる日本人の中からさえも、テロリズムが発生したのだ。これを忘れてはいけない。これは重要な警告だ。

今日の夜、この事件の被害者を主人公にすえた再現ドラマが放送されるそうだ。

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