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ルル座る

テレビを見てます(笑)

福岡にドカ雪が降った日に飛行機でやってきた子犬

我が家のルルです。

写りがイマイチなのですが、ひとまず。テレビみてるところです。

テレビ見るんですよ~可愛すぎる。

ルゥがやってきてから、我が家は楽しいてんやわんやです。

おしっこしたー、あっテーブルに乗ろうとしてるよ!
洗濯物振り回してるー!こらまてーー走るなーー!!
うわっ、ここにもおしっこあった!踏んじゃった!

ママーたすけてールゥが髪の毛に噛み付くよーー

なんて具合です。
でも性格が本当にまっすぐで、まっしろで、天真爛漫というのは
このこと。

顔と手が傷だらけですが、子犬と一緒に眠る夜はとっても幸せ。

私が横になると必ず私の顔にぴったりくっついて寝るんですよ~
なんなんですかこの子は!

もうっ、可愛すぎです。

悩殺完了。

昨日と今日、二日続けて佐賀への出張だったから、長時間お留守番で
かわいそうだったけど、帰ると心底喜んで迎えてくれる子のいる幸せ。

ルゥは日に日に、私たちの家族になっていっています。

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ついにはるばる関東から我が家の子犬が到着しました。

こんな記録的な雪の日に、飛行機でやってきた子犬。
家族みんなで空港にお迎えに行きました。

小さなケージに入れられて、荷物として送られた子は、クンクンと甘えた声で鳴いていましたが、大急ぎで雪の中、車を走らせて家に到着。
おしっこシートを敷き詰めて準備した台所で、ケージから出してあげました。

しばらく周りを見回して、様子伺いをしていたけれど、あっという間に元気を取り戻し、無邪気に天真爛漫にじゃれてきます。

本当に、今日の朝まで親犬と兄弟犬と一緒にいた、真っ白な紙のような心の子犬です。
なんにも嫌な経験をしておらず、本当に伸び伸びした、傷ひとつない心。

夫は一目見て「なんだろうこの圧倒的な可愛さ。吸い込まれる」といいました。
あれだけ新しい犬を迎えることに抵抗していた彼のこの一言に、嬉しくて、涙が出ます。

ご飯を食べて、お水を飲んで、上手にシートの上でおしっこをしたら、リビングに連れてくると本当に、何にも物怖じせず、部屋いっぱいを使って暴れます。
おやおや、どうやらチャムよりもももよりも、ずっと暴れん坊の子みたい。
これからお散歩で一杯走らせてあげる日が楽しみ。

人間との付き合い方をまだぜんぜん学んでいないので、噛み方の加減がわかっておらず、今日は手が傷だらけになってしまいました。子犬同士で遊んでいた頃も、この子は間違いなく強い子だったはずです。

明るい性格、折れない心。
本当にいい子に出会えたなと思っています。
あっという間に過ぎ去る子犬時代を、本当に大切に楽しみたいと思います。

この子の名前は来る前から決まっていて 「ルル」。

ニックネームで ルゥちゃんと呼んでいます。

これから、いろんなことを、毎日学んで行きます。

写真は近日中にアップ予定。お楽しみに。

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娘が最近、なんでも「大好き」という表現を使います。

「やった私これ大好きなんだけど!」という感じです。

嬉しいとき、楽しいとき、この「大好き」という言葉を多用しています。


くちぐせみたいになっているようなんですが、語彙として、自己表現として、
大好きという言葉は聞く側にもなんだか喜びをもたらすなあと思います。

「もう私、ママのハンバーグ大好きなんだけど!」と言われるとハンバーグに
してよかったなあと思うし、「ママとお出かけ大好き!」といわれるとちょ
っと無理してでも時間作って一緒に出かけてよかったなと思います。

「パパにこうするの大好き!」と言いながらいたずらされればパパも怒ることはできません。

最近ハマっているスィーツそっくりのストラップ作りをしながら、「こういうの作るの大好き~」と楽しそうに言います。楽しそうで、こちらも幸せになります。

確かに言葉で言わなくても繰り返し楽しげにやっているのを見れば「好きでやっている」「楽しんでいる」のはわかりますが、「大好き」という言葉で表現していると、その「好き」度が何倍にも輝いて見えます。言葉にしている娘はより積極的に、オープンマインドに見えます。

言葉の力…でしょうか。

「私は~です」という、自分を表現する話し方は、自己肯定感を高めたり、自己確認に役立ちます。自分のことを主張すべきときにきちんと主張できないと、他者との関係はゆがみ、ストレスの多いものになります。

娘は多分、「大好き」という言い方を学校の友達から獲得してきたのでしょう。
いい友達関係の中で、成長しているのだなあと思うと、今の学校に行かせてあげられてよかったとつくづく思います。

子供は、親が育てるのではなく、親を含めた、すべての人々、すべての出来事、すべての環境によって育っています。


可愛い子には旅をさせろ。

昔の人はほんとにいいこと言いますね。


「これ大好き」というくちぐせは、見習おうと思う私でした。

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ものすごく久しぶりに、娘とお出かけしました。
と言ってもすぐ近場のホークスタウンモールへ。

100均でたっぷりいろんなアイテムを眺め倒して、本日は楽しそうな
手芸の材料を6点ほど購入。飲み物を飲みながらしばらく休憩して、
トリックアートを観に行きました。

思っていたよりクオリティ高く、面白い写真がたくさん取れました。



これ、恐竜が立体に見えていますが、本当にただの絵(平面)なんですよ。
こういう写真をたくさんとって、1時間ほど楽しみました。

しかしホークスタウンはびっくりするほどお店が閉店してしまっていて、
これはもう田舎のシャッター通りみたいです。これから新しい店が入って
リニューアルされるんだといいけれど。好きだった雑貨屋さんも無くなっ
ていて、ちょっとがっかりです。


唐人町商店街をぶらぶらして、少し買い食いしたりしながら、また歩いて
家まで帰りました。

足がくたくただけれど、娘とお出かけはほんとに楽しかった。
女同士、気楽にあっちいったりこっちいったり出来ます。
娘もそのうち、私と出かけるよりもお友達と遊びに行くって言うように
なるんだろうけど、それまでは楽しみたいな。

娘っていいです。
ありがたいなあ。

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こんな話を聞いたことはありませんか?

高齢の方が、日に日に体が弱り、次第に出歩くこともなくなり、
ついに床についてしまった…。
いろんな病院に行き治療を試したけれど どのお医者さんも、
これは高齢だから仕方ない という感じで改善しない…

家族が、せめてなぐさめになればと 子犬を買ってくると

一時寝たきりにまでなった高齢の方が数ヵ月後にはその子犬を
連れて散歩に出かけるほどに元気になった…


実はこういうお話って、本当に実際あるのです。
高齢者医療に携わる方、医療関係者や介護、福祉関係者の方たちなら
実話として知っているケースがあると思います。

我が家ではこれを犬パワーと呼んでいます。

「アニマル・ヒューマン・ボンド」(直訳で:動物と人の絆)というのですが、
人は、動物と一緒にいるとそれだけで健康になるのです。
特に犬は、人を癒す力が大きく、犬と触れ合うと人は安心感を感じます。
犬嫌いな人でさえ、血圧が下がり、非常に健康回復に良い影響があることが
医学的に検証済みです。


猫にも癒しの効果はありますが、もともと個体で生きる習性の猫に対して
群れで生きる習性の犬の方が、人に寄り添い、人の役に立とうとする献身的
姿勢に優れている分、癒し効果が大きいと思われます。

CAPP活動という、アニマルセラピーがあります。
我が家の初代犬、チャムはこの活動に参加すべくセラピー犬になりました。
チャムの体が悪かったため、病院への派遣は行いませんでしたが、私の経営
する会社で毎日オフィスドッグとして勤務し、従業員の心を癒す、大きな役
目を担ってくれていました。
チャムに会えるから、会社に行くのが楽しみといってくれる社員も多かった
です。非常にハードなストレスにさらされる仕事でしたのでチャムに触れる
時間だけでも社員が笑顔でリラックスしているのを見るのはほっとしました。


そして、我が家でも子犬を迎えることになって、まだ子犬が到着してもいな
いのに、すでに家族の心を明るく元気にしています。
ももが死んでから悲しみに沈んでいた我が家(特に私)を、ただ存在してい
るだけで元気にしてしまう子犬のパワー。


恐るべしです。



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私だけじゃなくたぶん同じ人はたくさんいると思うけれど

休みの日の夜に、「ああ、今日もぜんぜんろくになにも出来なかった!!」って
嫌~な気分になってしまうってことはありませんか?

私はほんとにそうなんです。

休みの日の夜は、ほんとに落ち込みやすい。

まず一番強いのは、「どうしてやるべきことが全部出来なかったんだろう?」という自責。
あれもやるべきだったのに、これもやらなくちゃいけない、ああこれも朝のままだ……
と頭の中をぐるぐるぐるぐる、やるべきことなのにやれていないことがいくつもいくつも
回ります。

それと「ずっとやりたかったのに時間が足りなくてできなかった!」という悔しい気持ち。
その気持ちは泣きたいような、地団駄踏みたいような、すごく情けない気持ちです。

これは交流分析でいうと、典型的な、CPとFCの言い分。

「やるべきだ」「こうでなくてはならない」「できてないお前はだめだ」
これが自分の中のCP(厳格な親)のメッセージ。

「やりたかったよう」「こうしたいんだ」「これは嫌だよ!」
これは自分の中のFC(自由でのびのびした子供)のメッセージ。


休みのたびにこういう辛い気持ちを繰り返していると、そのうち本当に鬱病になってもおかしくありません。鬱病にならないとしても、人生そのものが苦しくて、生き辛いという自覚が年々強くなります。


…私はそういう状態の人の回復をお手伝いしているんですが、自分の中にも、いまだに生き辛さを生み出す癖があるんですね。でもそこで、専門家としての本領を発揮すべき!

というわけで編み出している対処方法があります。みなさんにもシェアしますね。


それは

「休みの日にやることはその朝にひとつだけ選んで決める」

ということ。

このルールを作ると、本当に気持ちが楽になります。

それに実際、一日なんてあっという間に終わってしまうので、一生懸命に頑張ったってやりたかった用事はひとつくらいしか片付けられないんです(私の場合)。

私は、いくつもの仕事を掛け持ちしているし、主婦としての仕事もあって、とてもじゃないけれど全部をうまくやりこなすことなんて無理なんです。ある仕事の休みの日には別の仕事をしているし、空き時間はほとんど全部家事に追われています。自分の時間といえるのは、こうして早朝に起きて作る時間だけ。実際には、「休みの日」なんてものは一年に数日しかないんです。

(あ、今「無理なんです」と書いたらちょっと楽になったぞ…)

そう。

全部こなすのは、無理なんです!

ああ、気分がいい。

そうそう、こうやって、知らないうちに自分に課している過大な責任を時々は手放してみることもすごい効き目のあるコツなんですよ。

そして、「人にどう思われてもいいや!」と開きなおること。

私はいっぱい、人に迷惑かけちゃってるかもしれないし、きちんと出来てないし(自覚してます)、だらしない駄目な人なんですけど、それでもこれが今の私の精一杯なんです。

今の自分を好きでいられないなら、生きている喜びのすべては色あせてしまいます。

私が不幸でいることは、私自身に対して無責任だということです。
私は私を幸せにする義務があります。
そうでなければ、家族を幸せにすることはできないからです。

いっぱいいっぱい、足りないところはあるけれど、それでも私は今も一生懸命精一杯、生きてます。
それでOK!!

できないことよりも、できること、得意なことをやろう!



私、人を優しい気持ちにするのが、得意です!!


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じゃーん。

うちの子でーす。

うちのこ

かわいいでしょ。


まだ赤ちゃんです。これから顔も変わるし、手足も鼻も伸びてきます。


この子の身になって考えると、お母さんや兄弟と一緒にいられるのは本当にあとわずか。

その後は多分一生、もう会えないのですね。…かわいそうで胸が詰まります。

どうか一杯一杯、お母さんに甘えてね。兄弟たちと楽しく過ごしてね。


動物にとっては特別なことじゃないのかも知れないけれど なんて厳しい人生だろうかと思います。


でも私たちがあなたの家族になるよ。

私がお母さん。この子があなたの姉さん。この人があなたのお父さんだよ。



その子にとってはお母さんたちとお別れの日。

新しい人生が始まる日。


だけど正直にいうと 私たちはこの子に自己紹介する日が楽しみ。


待ってるよ!  家族になろうね。

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ようやく新しいワンコに出会いました。


今、ネット上の画像でしか見られないですが すごく可愛い子です。

ラブラドールの専門犬舎で、たくさん生まれている子犬たちの写真が

ばーっと公開されていて、その中でピーンときた子がいたのです。


チャムとであったあの日を思い出します。

ゴールデンレトリバーを探して何軒も何軒も、熊本から福岡までペットショップ行脚をしていたら

地元のペットショップでゴールデンの隣で寝ていたチャム。

「この子だ!この子がうちに来る子だよ」
「えっ…だってゴールデンじゃないよ…」
「でもいいの、この子なの!」

という運命の出会いでした。


それに似て、「あっ、この子…!!」
という感じでピーンときました。


今日、この子犬を予約しました。

親犬から引き離せるくらいまで成長してから、我が家にやってきます。

家族みんな浮き立つようなワクワクでいっぱいです。



さあ、子犬を迎える準備をしなくちゃね!



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会社組織に属して 指示を出す側(経営者)だった私が
指示を与えられる側(従業員)としてすごし始めて丸8ヶ月が過ぎました。

徐々に 組織に馴染んで(おばちゃんずの一員にもなったし)
ただの通りすがり気分から 組織の一員として感じたり考えたりする自分に
気づいています。

でもこうして、明け方に目が覚めるとき
いつも 私は 何かが違うと感じてしまうのです。

ある分野で売り上げ日本一の会社に属していることは
経済的には自分にとってメリットがあることに違いないのに

そして何の苦もなく出来る楽しい仕事に違いないのに

私の人生の中核にあるべきは この仕事ではないと 何かが私に警告するのです。

ここに埋もれてはならない、と。


明け方に目が覚めると たいていそのまま起きて瞑想をします。
ちゃんと自分の中核にあるものとコンタクトするための調整をします。

すると やはり感じるのは「伝える」ということ。



私の役目は 伝えること。


みんなが本来は知っていたけれど 忙しさの中 厳しい人生の中
見失いそうになっている大切なものを 思い出してもらうために。

飢えて 奪い取らずにはいられない人がたくさんいます。
けれど私たち人間の本質は 奪うのではなく与えることにあるということ。
争うのではなく 許すことや愛することが私たちの本質なのだと。


でももちろんこんなことをいきなり通りすがりの人から言われたら
「なんの宗教に勧誘するつもりか」と思い切り警戒するのが当たり前です。

だから私は講演講師になったのです。
それを語る語り部としての最低限の資格、それが講演講師だからです。


幸い、2月3月にはいくつも講演の依頼をいただいています。
そのことに、最大限力を注ぎます。


3月には今の会社の契約更新がありますが 契約内容を見直してもらい
出来るだけ 拘束時間を大幅に削減する希望を出そうと思っています。
生活のためにしていることですが そのために本当の仕事が出来なくなる
のは耐え難いのです。


どんなに貧乏をしても
私は この人生ですべきことをしたい。



この世が私を活かしてくれますように。


奪うのではなく 与えることに
争うのではなく 許すことに
嫌うのではなく 愛することに


私を含めたすべての人が そのように生きられるように

拍手[2回]

チャムというラブラドールと暮らし始めて、私はすぐにチャムのこれからの10年以上を想像しました。
そして、いつかはチャムが死んでしまうことも考えていました。

だから、チャムが生きていた証を残したい、チャムに子犬を産ませたい、そしてその子をずっと代々飼って行きたいと思いました。

チャムの1回目の注射の時からみてくれている獣医さんはチャムの性格のよさ、我慢強さ、賢さをほんとによくほめてくれて、「チャムちゃんの子犬ならほしい人はたくさんいるよ。産ませたらいいじゃない」と言ってくれました。
そしてラブラドールを飼っている人たちのサークルにも参加していたのですが、みんなチャムの毛質の良さは群を抜いていると褒めてくれました。シャンプーは何を使っているの?どうやったらこんなに柔らかくてつやのあるきれいな毛になるのとたくさんの方から聞かれました。
チャムに子犬を産ませると話せば、きっと「チャムちゃんの子ならほしい」と言ってくれる人がその中にもいるだろうと思いました。


チャムに子犬を産んでもらうことを本気で考え始めた矢先、チャムは2歳で突然発病しました。
それは、ダニから感染する、バベシアという寄生虫による極度の貧血でした。バベシア症というのですが、熊本の特定の地域に生息するダニがバベシアを体内に持っているのです。その地域で散歩などさせると、ダニにかまれただけで、ダニの唾液からバベシアが体内に入り、体力が落ちると爆発的に増殖したバベシアが赤血球に取り付いて、極度の貧血がおこる…という病気です。
貧血なら大丈夫治るさとすぐに病院に連れて行くと、獣医さんは深刻な表情で、「これは本当に危ない。最悪のことも覚悟して」と言ったのです。

チャムは、幸い一命をとりとめ、奇跡的に元気になりましたが、バベシア症はその後も体力が落ちれば再発する可能性があるといわれ、私はとてもチャムに過保護な飼い主になってしまいました。

わが子が不治の病だったらと考えてもらえば、私の気持ちも少しは想像しやすいのではないでしょうか。

さらに残念ながら、その後わかったのは、チャムは股関節形成不全という障害も持っていました。
これは完全に遺伝が原因です。ブリーダーはこのような遺伝病のない個体を守るために厳格な血統管理をしなければならないというのが倫理的な義務なのですが、つまりチャムは残念ながら、いい加減なブリーダーによって輩出された子だったのです。

私はブリーダーではないですが、遺伝病を持つ子をわざわざ増やしてはならないことくらいはわかりますから、チャムの子に会うことは、あきらめるべきなのだと決意しました。

その後、チャムが8歳になったころ、ももがやってきました。
ももには股関節罫線不全の問題はまったくなく、小柄ながら非常に健康ですばらしい子でした。私は、ももだったら子犬を産んでも立派に育ててくれるだろう、そしてももの子犬なら健康な子だろうと考えて、ももに不妊手術をすることを先延ばしにしました。

けれど、その私の優柔不断さが、最終的には、ももに乳がんをもたらしました。
ももが早期に不妊手術をしていれば、この乳がんという恐ろしい病気にはならなかった可能性が非常に高いのです。

飼っている犬の子犬を飼い続けたい、という私の身勝手な夢のせいで、ももをあんなにもむごい目にあわせてしまったことは、本当に悔やんでいます。

だから、犬の繁殖を専門にしている立派なブリーダーさんが、真剣に血統管理をし、健康で幸せになれる気質のよい犬を生み出してくれていることは、尊敬と感謝に値します。そのおかげで、犬と暮らす人間も幸せになるからです。

その人たちに、お礼として子犬代を支払うことは、まったく矛盾を感じません。

でも残念ながら、そういう立派なブリーダーはごく一部です。
犬は繁殖力が強く、どんな素人にでも、子犬を産ませることは簡単に出来るからです。
素人が、血統管理の義務意識も薄く、ただ売れればいいと生み出した子犬、チャムもそのうちの一頭でした。生涯を通じて、チャムは股関節脱臼の痛みに苦しみ、それをつねにじっと耐えて生きました。

チャムの生涯から私は、「耐える」という言葉を感じます。
あれほど我慢強さとは何かを教えてくれた存在はほかにいなかった。
そして常に痛みに耐えていながらも、天真爛漫に幸せそうな様子を見せ続けてくれました。
チャムはいつもまなざしで私に呼びかけていました。その「ママ」というまなざしには絶対的な信頼が必ず宿っており、私はいつでも、その信頼に応えるために善い人間であろうと思わずにはいられないのです。
そういう意味では、チャムは本当に私の師でした。

でもチャムに股関節の異常がなければ、もっと違う性質が開花したはずでした。

私は、責任ある繁殖とは何かを真剣に見つめている繁殖家に出会いたいと思います。
そして、そのような人になら、お礼と敬意を込めて、お金という形で表現したいと思います。


どんな仕事にも、その責務があり、それを真摯に果たそうとするのは尊いと思います。


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