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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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ここでしか話せないので 書かせてくださいね。
例によって暗くてごめんなさい。


明け方、夢を見ました。
ももを獣医さんに連れて行った夢でした。
医者から「すでに手遅れ。残念です」と言われていました。

目が覚めると明け方の4時過ぎでした。
嫌な気分でトイレに行こうとしたとき、ももが部屋の中でおしっこをして
しまっていることに気づきました。
おしっこする場所まで間に合わなかったのかな。そんな歳になったのだろ
うか、と心配になりながら、カーペットを洗いました。

ベッドに戻ろうとしましたが、眠る気になれません。

朝、娘を学校に送り出したあと、ももを病院に連れて行きました。
9時からの診察で、8時45分には到着したので一番乗りでした。
開いていない病院の前で、ももと二人で待ち、霧雨にぬれることを楽しみました。
時間になって診察をうけました。

「残念ですが、非常にたちの悪い腫瘍、つまり癌です。すでに全身に転移
していると思います。14週後の生存率は、27%です。いずれにしろ、もう
長くありません」

その主治医の言葉が心に届くまで5分ほどかかりました。

嘘、なにかの間違いだ。

と考える自分が居ました。
その自分を眺めて「私もこういう非科学的な思考をするんだな」と観察して
いる自分が居ました。確率を冷静に分析している自分がいました。

でも 涙が ぱらぱらと落ちて 止まりませんでした。
「こんなに元気なのに? あと14週以内に、多分死ぬっていうことですか?」
「とてもたちの悪い癌なのです。手術すれば逆にあっという間に死にます。
そして現在、対症療法以外の根本的治療法はありません」

ありったけ薬を出してもらいました。10日分です。
でもこの10日分さえ、使いきれるかどうかはわからない、そういう口ぶりでした。
とにかくこの病気の進行が早いのです。
会計の時も薬を受け取る時も 涙が止まらない私に 受付の女性がやさしく
ティッシュを差し出してくれました。

ももの命は、あと一週間かもしれないし、あと半年かも知れない。
とにかく、もうまもなくお別れの時が来るのだと、はっきりと告げられました。

思いがけず家族の余命宣告。
悲しいことはこうして、唐突に落雷に打たれるかのように人生に訪れるのです。


奇跡を信じたい。
この悪性腫瘍が消えたと、報告したい。

ももが居なくなることを、どう受け入れていけばいいのかと涙にくれています。
そして娘。
願い事をするときには必ず「ももが長生きしますように」と願っていることを知っています。
娘にこの事実をどう知らせればいいのでしょうか。

悲しみの嵐の中を漂流している我が家です。

ももには なんでも欲しがるものを食べさせてあげることにしました。
もう虫歯になることも、太りすぎることも、心配する必要はないのです。
ももはすぐに死んでしまうのだから。

今 食欲があって 喜んで食べられるうちに 何でも好きなものを食べ
させてあげます。美味しい思いをたくさんして、楽しい思いをたくさんして
我が家の一員であった幸福な日々をしっかり抱えて、天国に行って欲
しいから。

今はまだ 散歩にいく元気があります。
明日はどうかわからない。だからどうしても今、今日を大事にしたいという
坂本の気持ちにうなづいて、今日の仕事を2件できりあげました。
私も坂本も、ももを置いて遠く離れた処へ仕事しにいく気になれません
でした。

そして、ももと散歩に行きました。
霧雨の中でしたが、ももがいきたい場所、したいこと、なんでも坂本と二
人で付き合いました。

こんなに元気なのに。
それでも死んでしまうの?
今月の21日はももの誕生日なのに。

その日に元気でいるかさえわからないのです。

もう 他のことが何もかも、どうでもいい気がしてしまうほど
悲しいんです。

私は 悲しいんです。


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