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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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久山のYさんが、「ほたるが見ごろになったら声かけますね」と
言ってらっしゃったので楽しみにしていたのだけれど、毎年ほた
るシーズンはあっという間に終わってしまう。

今年も残りわずか…とテレビの夕方情報番組で聞いて、
「梅雨の晴れ間だ、よし今日見に行こう!」と意を決した。

学校から帰ってきた娘に、「宿題大急ぎでやったらいい処に連れ
てってあげるよ!」と頑張ってもらい、6時に家を出発!

コストコでホットドッグを食べ、急いで蛍スポットへ!
このスポットに来るのも二年ぶりだ。

平日の夜だというのに、まあ車が来るわ来るわ、すごい人出だ。

徐々に闇が深まっていき、ついに一匹目の蛍がぽうと光り出す。

静かに見守っているとあそこに、ここに、あんな高い梢に、と
次々に光り。

やがて光の乱舞が始まった。

光の明滅の美しい舞踏を見ていると、道路を走る車の騒音が耳
からすーっと消えていき 川のせせらぎだけになる。

川の水音だけのはずなのにやがて頭の中ではシンフォニーが聞
こえてくる。蛍の乱舞とシンフォニー。
そしていつの間にか、自分はどこにいるのか、河辺にたってい
るのか、それとも蛍の一つになって飛んでいるのか、はたまた
川のせせらぎになったのか、わからなくなる。

幽玄の彼方 水と緑と光の世界で 呼吸と共に蛍は光る。
生きている命の実感。
わずか数日の残りの命を精一杯に生きる。

娘が蛍を手で包んで、何度も私の元に運んでくれる。
周りの大人達からも、娘は何匹もの蛍をもらって可愛がられて
いる。

「ママ、ほら」
そっと手を開くと、小さな手の平から黒い空へと飛び立っていく
緑色の光。

きれいだね。かわいいね。一生懸命だね。

来年も来ようね。この子達の子供に会いに。

そう言いながら、家路についた。

娘がずっと ほ、ほ、ほーたるこい と歌っていた。

もしYさんから連絡がきたら、今度はゲンジボタルのスポット
に連れて行ってもらおう。

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