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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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ももは一昨日から ぱったりと食べ物を口にしなくなりました。
口元に運んでやると 一粒づつ食べていたのに
一昨日、昨日と、目に見えて食べなくなり
今日はもうまったく一口も食べようとしません。

実は数日前から急激に呼吸が苦しそうになりました。
おそらく一番恐れていた、癌の肺転移です。

検査すれば肺転移であることが明らかにできますが
犬に施す肺ガンの治療などなく ただ病気の状態がわかるだけの検査に意味を感じません。

はっきりとわかるのは もう数日しか持たないだろうということ。
今晩にもぱったりと死んでいるかも知れないし、明日急に死ぬかも知れません。

これまで何度も、もうだめかと思う局面を乗り越えて頑張って生きてきました。
でも今回は本当に最期を迎えている感じがします。

娘は、ももと最期のお別れをして、阿蘇に行きました。
悩みに悩んでのことですが、してやれることがもう何もないことは何ヶ月も看病してきた家族にはよく分かっています。娘は、戻るときにはももがもう死んでしまっていることを覚悟して、旅立っていきました。阿蘇に行こうかそれともキャンセルしようか迷っていた娘に、「ももは最期までパパとママが見守っているから、大丈夫だよ。ももは絶対に寂しくなんかない。ももはあなたが居ないことを悲しんだりしないから大丈夫」と言ってあげると、娘は阿蘇にいく決意をしたのでした。
娘は、娘の道を進んでいったのです。

娘は、これからますます苦しむももを見るのが怖かったのかも知れません。
私だって怖いのだから、無理もありません。
それでも、娘の選択は彼女にとって正しいと私は確信しています。


速い呼吸で、いっときも休まらず、眠れず、ももは最期の時を迎えてそれでも頑張っています。
思えば、生まれてくるとき、母犬の胎内から出てくるとき、きっと苦しかったと思います。
生まれてくるときにも頑張り、そして死んでいくときにも頑張って、命はこの世界を通りすぎて逝きます。
これはどの命においても同じことで、私もいずれ必ず同じプロセスを辿ります。

生まれてくるとき、一緒に産み出すために頑張ってくれた母犬がいて、死ぬときには一緒に見守る母代わりの私が居れば、ももは幸せなのかも知れません。

今、私は泣くよりも まるで産婆さんのように、ももを励まし死のプロセスに参加しています。
「頑張ってるね!えらいねぇ。そうそう、上手に出来ているよ。よしよし。大丈夫だよ」
出来るだけ笑顔で、ももにやさしく声を掛けています。
産婆さんが痛む腰をさすってくれるように 励ましの気持ちを込めてももをさすります。

ももはももの命の道を進み 私は私の命の道を進んでいます。
その道はいっときの間 寄り添い合い、一緒に絡み合っていましたが
今それがほどけ それぞれの道に分かれようとしています。

ありがとうもも。
勇気溢れる生きる姿を。
最期まであなたを見習おう。

動物たちは いつも私の人生の師匠です。

命はやってきて そして去るもの。
だからいつも どんなときにも そこにあるだけで輝いていると 私は感じるのです。

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