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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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独身時代は 自分のやろうと思うことはほとんどすべて
思うような手順で 思うようなスピードで出来たような気がする。

パートナーと出会ってから
あまりにも生きる速度が違っていて
私はいつものんびりペースの彼を振り回して生きてきたのだ
と思う。彼にしてみたら、とんでもなく速い車に無理やり乗せら
れてどこに行くのかもよくわからないまま、ひたすら連れ回され
る日々だったのかも知れない。

私にとってその日々は
自分の思う速度が出せず結果も思うようなものでなく
誰かと一緒に生きることの苦痛が喜びを上回ってしまいそうな
そんな感じだった。

今でも 人に合わせるのは苦痛を感じる。
それでも彼のおかげで私は本当に忍耐強くなったし
自分と違う速度や違う目的地でも 工夫して一緒に進んでいけ
るようになってきたと思う。

誰かと一緒に生きるというのは
自分だけの人生を 捨てるということでもある。
その中に自分だけの人生を捨てるという支払った対価以上
の喜びを見出せなかったら やはり長続きはしないのだろう。

今、家族と一緒に生きていて幸せだけれども
私は心のどこかで 自分ひとりになり
ネパールかブータンの僧院で尼僧として暮らすことを夢見ている。
それが私自身、自分ひとりの幸せなのだろう。

両方は手に入らないということも現実にはあり
そういう現実と どう仲良くしていくのかを
工夫し続けていくこともまた 人生を通じて学ぶことなのだな
あと思う。

夫の母は、子どもの世話になりたくないと言って
一人東京で暮らしているけれど
客観的に見て寂しく閉鎖的な老後ではあっても
自分ひとりの幸せをそこに見出しているのなら
それもまた 良い事なのだろう。

母が死ぬときには一人で人知れず部屋の中で死ぬ確率が
高いがそれが母の選ぶ人生の仕舞いかたなのだから仕方
が無い。
そのようなことになれば子どもである夫や夫の姉、孫である
私の娘は本当に悲しんで傷つくのだから、出来ればちゃん
と連絡を取り合って助けさせて欲しいとお願いはしてあるが
母はおそらく聞き入れないだろう。
年をとった人は自分の望みには貪欲で頑固である。

ひとつづつ ことは進んで行き
ひとつづつ 終わっていく

人は生きてきたようにしか死ねないのだと
つくづく、私は思う

しかしそれもまた 人生の中での その人自身の学びなの
だろう。よいよい。よいではないか。
それもまた何かにつながっていくのだろうから。

母の死に方が私を傷つけるとしても
それを受け入れる準備はしている。
助ける準備もしてあるが それが無駄になる心の準備も
常に必要だ。忍耐力も蓄えてきた。

本当は助けて欲しいのに口に出さないでいるとしても
それはその人が選んでいる道なのだ。
自分がしたように人生は進んでいくのだ。

けれども 実際、死にたいときにはなかなか死ねないものだ。
生きることも難しいが 死に際は尚難しい。
年をとった人には 死に際をどう仕舞うかという難しい課題
が与えられる。それは長い人生を生きる課題を乗り越えて
きた人への、次の課題なのだろう。

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