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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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今年も残すところあと2日。

年の瀬に一年を振り返れば、毎年いろいろあったナアと感慨深いものですが
特に今年は本当に大変な一年でした。
ほとんどの日本人は震災を思い起こし、それによって自分の生活に及んだ影
響を思い返すかも知れません。
それほど震災は大変な出来事でしたものね。

我が家にもいろんなことがありました。
3月に震災があり、これから何ができるにしろ、私は日本の立ち直りのために
命を使っていこうと決心したことを思い出します。
でも、5月にももの癌が見つかり、そこからはただただ、命を守ろうとする日々
に追われました。家族の病というものは、人生の全てを変えてしまうほどの大
きな出来事なのだと痛感しました。
震災で一度に家も家族も失った人たちの苦しみはいかばかりかと思います。
私は犬という家族を失っただけで、それから4ヶ月が過ぎてもなお、立ち直れ
ないでいます。

それでも生きていかなくちゃ、と思おうとすると、すごく辛くなります。
まるで反抗するように、「いやだ、もう死にたい!」「こんな悲しい思いをするく
らいなら、こんなに生きていて辛いなら、何のために生きているのか」と叫びだ
す自分が居ることを感じます。

「生きなくちゃ」と思うとき、自分の心の中に「情けないことをいつまでも言うん
じゃない」「お前より辛い人たちがいるんだ」と叱るもう一人の自分がいるのです。
叱る自分がいるとき、私は私に理解されていないことに怒り、理解されていな
いことでさらに苦しみが増し、怒りに任せて自殺をほのめかすのです。

30代のころに「存在するな」という禁止令を解除するワークをして以来、私
はそれまでの自殺計画だらけの人生が嘘だったかのように「死にたい」と思う
ことが無くなっていました。
でも、今回ももの死を体験して、私は十数年ぶりに死にたいと考えることが
頻繁に起こるようになりました。

自分のことが明確に分かるだけでも、以前よりは遥かにマシですし、対処も
上手になりました。だから決して自殺する危険はありません。心配しないでね。


死にたい気分になったときには、責める自分の存在を認めます。
それから、私は自分にこういいます。
「死にたいなら、いつだって死ねるよ。死んでもいいよ。だから安心して」
「悲しいんだもんね。苦しいんだよね。大丈夫だよちゃんと分かってるよ」
「ずっと泣いててもいいよ。泣きながらご飯たべてもいいよ。」

そうすると、もう死ぬ!と言っていた自分は涙をぼろぼろこぼし、それでもどこか
安心して、悲しんでいます。安心して泣ければ、どんなに悲しくてもかろうじて
生きていられます。ももが居ない、ももが居ないと泣いている自分が居ます。

震災で生き残った人々は、どうしているのだろうと思います。
彼らには、「泣いていいよ」と安心させてくれる声が充分にあるだろうかと。
それが無ければ、繊細な人から順に自殺していくことでしょう。

懸命にギリギリのところで踏みとどまり、綱渡りのように生きている人のことが、
私にはよくわかります。ただ生きているだけの状態でも、それがその人にとっての
精一杯の努力の成果なのだということが。
そういう毎日がどれほど苦しく、過酷であるかを、私は本当にわかります。

今年を振り返ると、あらためて自分は元気なんかじゃないんだなと、今わかり
ました。いろんなことが出来ないまま、山積みになっています。
パソコンも故障し、困ったことになっています。やるべきことはいつだって忘れて
いないし、それを思うと本当に申し訳なくて、土下座したい気持ちばかりです。
それでも今、こうして生きていることは、私の力でできる精一杯なのだと、私は
自分に言い聞かせています。

自分の苦しみを抱えたままで出来ることがあります。
それを一つ一つ、手を動かし、心を込めてやっていくことが、生きることだと、
日々感じながら生きています。

自分の願いと違って、私の人生はすこしもすっきりとなんてしていないのです。
ごちゃごちゃで、ぐちゃぐちゃで、よろよろで、へろへろです。
それでも一歩づつ歩いて、前を向いて、私の行くべき道だけは見失わず、
そして決して諦めず、最後までやり遂げようと思っています。
今これを書いている瞬間、私は自分から責められておらず、とても安心して
言葉どおりに感じています。
諦めず、最後までやり遂げようと。

自分がこれから何をするときにも、全ての瞬間に、私の善い心が込められて
いるようにと願います。至らないことばかり、中途半端になっていることばかり
で、本当にごめんなさい。
生きている間に、すべての恩を返すことは到底できません。
生きている間に、すべての不始末の処理をすることは出来そうにありません。
それくらい、私は不完全な人間、弱くて小さな存在です。

だからこそ、せめて、自分の命で出来ることを諦めず最後まで一つ一つ、
手にとってやれることを、やり抜こうと思います。


生かされていることに限りない感謝。
私のたった二本しかない手で、出来ることを積み上げ続けます。
ごちゃごちゃの人生を。

そう、それもまた、悪くはないはず。

痛みのあるすべての心に、安らぎが生まれるように。
痛みのあるすべての心と共に、私は歩きつづけます。


泣いていても笑えます。
それが人間だもの。

お疲れさま、私。
できなかったことも多いけれど、それでもよく頑張ったじゃないか。
また明日が来るね。
お日様と一緒に、風に吹かれて、土を踏みしめ、生きよう。

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