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2007年9月2日開始。いつまで続けられるかな?
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福岡ー成田のエアアジアを使って初めて娘と横浜・東京旅行の一日目。

9時05分発のエアアジアですがチェックインの時間が厳格で、間に合わな
ければ1分過ぎでも絶対に乗せてもらえないと聞いていました。
空港傍のジョイフルで夫も一緒に3人で朝ごはんを食べ、1時間前に空港に。

娘に出発と到着の場所が違うことを説明します。
そしてチェックインという仕組みも説明し、自分でエアアジアのチェックイ
ンカウンターを探してもらいました。あっちかなあこっちかなあという顔で
しばらくうろうろしていましたが、エアアジアを発見して、自動チェックイ
ン機で無事チケットをゲット。
この手続きは電車やバスにはない仕組みなので、これを覚えていれば飛行機
に乗ることのハードルはぐっと下がると思います。

そして手荷物検査と身体検査のゲートをくぐります。これもまた、飛行機だ
けの独特の体験で、ちょっとドキドキしますね。

私も十代の頃から、東京へ音楽のレッスンを受けに何度も飛行機にのって行
きました。離陸の瞬間が大好きで、すべてのしがらみやつながりを断ち切っ
て空中へ飛び立つ瞬間に、私はいつも自由になれる開放感を感じていました。

娘は小さい頃何度も飛行機に乗っているのですが、ほとんど記憶がないよう
です。さあ、今回はどうだろう?

ものものしいチェックを経てやっと搭乗開始。
娘には窓際の席を確保してあります。
二重になっている窓や、スライドする日よけなどを触って、「へえーこうな
ってるんだー」と娘はちょっとハイテンションです。私も娘も、何を見ても
何を話しても、たくさん笑ってしまいます。
そしていよいよテイクオフ。
重力がかかり、腕が持ち上がりにくくなり、背もたれに体も頭も押し付けら
れて、娘は完全におおはしゃぎ。空中に浮かび上がった機体から地上を見下
ろし、旋回するときに傾く地上に感動。
上空では雲の上にいること、空の青さ、「きれい、きれい」を連発して写真
を撮ります。

すっかり飛行機好きになった娘です。実質上、これが初フライトなんですね。

気圧の変化で耳が聞こえにくくなったり、機長のアナウンスが日本語と英語
で流れることを聞き取ろうとしたり、楽しんでいるうちにあっという間に成
田に到着です。

成田から東京へバスで移動。
東京からは電車で横浜へ。

本日の宿は横浜です。
しかしやはり成田便は都内までの移動が長いですねー。

横浜からみなとみらいへ移動し、お腹減ったということでお昼にします。
これと言ってあてはないけれど、みなとみらいにはレストランもたくさん。
適当にビュッフェに入りました。大人が1580円、まあ安めでしたが、
クオリティが福岡の同程度のビュッフェより少しだけ高かったように思いま
す。特に美味しかったのがお魚料理。何種類もある上に大変鮮度がよく、
火の通し加減が浅めでとても美味しかったですね。娘もなんどもお魚をお代
わりしていました。
さすが横浜なのでしょうか?>おのぼりさん丸出しですか?

みなとみらいにセガとBBCが共同開発した新しいエンタテインメント施設が
オープンしたと聞いたばかりなので早速行ってみました。
自然をテーマにした世界初の施設、Orbi(オービィ)です。
映像はさすがにBBCの素材を使っているだけあり、美しい。感動的です。
自然を撮らせたらBBCは世界一です。
セガがどこまでゲームノウハウを使って演出しているかを期待しましたが、
及第点ではあるものの、まだ満足点は出せません。
これからのコンテンツ開発に期待したいですが、どうでしょうかね。
こういう部分でまだプロデューサー気分が出てしまう自分に苦笑です。

しかし荷物を抱えて何時間も行列に並び、二人とも体力的に限界が。
もう歩けない、疲れた!
娘に中華街を見せたかったけれど、あきらめ、ホテルに直行。
山下公園前の、スターホテル横浜にチェックインです。
眺めがいいということで選んだのですが、残念、窓の景色がない部屋でした。
まあ、安いので仕方ないですね。
シャワーを浴びると娘はもう動けないと、ベッドに倒れこみ、明日のイベン
トの下調べ。スマホでネットチェックにのめりこみます。
二人とも、もう晩御飯はいらないねとそのまま寝てしまいました。

行って見てわかったのですが、スターホテル横浜の一階にはとても有名なパ
ンケーキ屋さんがあり、常に30名くらいの行列が出来ていました。
せっかくだし、明日の朝はパンケーキにしようかな…と店員さんと話してみ
ると、土曜日の朝一は開店1時間前には並ばないと、一回目の入店が難しい
とのこと。

娘にその情報を話すと
「はあ?パンケーキに並ぶって?なんで?パンケーキでしょ?」
「でもとっても美味しくて、有名だから並ぶんだよ。食べてみたくない?」
「まあ、美味しいんだろうけどねー。でもさ、パンケーキでしょ?ぱんけーき」
そうねえ。
確かに、どんなに美味しいものだろうと、パンケーキはパンケーキだよねえ?
並んでまでパンケーキ食べたいかと純粋に考えてみると、確かにちょっと行き
すぎかなあ?という気になってきました。

だけどこのお店にはもう二度と来ないかもしれないし…。
一度くらい食べてみたい気もするし…。
でも一時間も並ぶってのはなあ…。

まあいいや、明日の朝考えよう。
そう思って、きれいなシーツに包まれて、ぐっすり眠りました。

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娘と二人旅の日が近づいてきました。

仕事も忙しくて、準備に手が回らない!あわあわです。

今回は、私の心のリセットと娘の観光目的、そして隠されたもう一つの目的は、
娘が一人旅できるようになるためのトレーニングです。

もちろん娘には内緒。

横浜、川崎、東京を3泊4日で回りますが、首都圏の複雑な交通網の仕組みに
少しでも慣れて、飛行機の乗り方もわかってくれば、きっと「東京のおばあち
ゃんちに行って来るね!」と一人で出かけていくようになるでしょう。

なにせ、小学校1年生の頃から夏休みになるや「熊本に行って来るね!」と
たった一人で、高速バスにほいほい乗り込んでいった娘です。
以来、毎年、学校がお休みになると、自分から家族と離れて熊本で2週間ほど
過ごしてきました。

この子は本当に自律してるなあ~と昔から思っています。
そういう娘が、日本全国、そして世界中どこにでも、自分だけでいけるように
なってくれるようにと願っています。

就職だって、暮らす場所だって、日本だけじゃない。
世界中が、自分の世界なんだと、地球丸ごとをマイフィールドだと感じる人間
になって欲しい。

学校の成績には文句をつけたことがありませんが、なかなか、十分に優秀な成
績ですから、まだこれから選択できる職業もたくさん可能性があります。
どんな場所でも働いて、暮らしていけるように、英語だけは苦手意識を持たな
いよう、目を光らせています。
シンガポールの友人は、中国語とヒンズー語を学ばせるべきだといってました
ね。世界の中心になるのは英語、中国語だ、そして世界でもっとも今から伸び
るのはインド圏の勢力だからヒンズー語もやっておくといい、と。

私の手がかかるのは、あとほんの数年だけです。
彼女は、一人で飛び立っていく小鳥。

今だけ。
限られた、彼女との時間は とても大切で、愛しいもの。
移し変えられるものは、すべて彼女に譲ろうと思っています。
それでこそ、私が生きた意味がある。

3泊4日。
とっても楽しみです。

できれば、旅行記も書きたいと思います。

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PCは仕事で使うので、オンとオフの切り替えのためにも、プライベートでは
出来るだけPCに触らないようにしています。

もう一年以上、メールはWEBメールだけで、メールソフトを開かないまま、
ほったらかしにしています。有料で取得している、20年くらい使い続けてい
るメールアドレスなのに、なぜか放置。

そのメールツールを久しぶりに開いたら、数千通の不要なメールが溜まってい
て、メールの大掃除をしました。そして大量の不要なメールの中に、ところど
ころ、古い友人たちの消息がわかるメーリングリストからメールが届いていま
した。

この数ヶ月の間のやりとりがたくさんあり、盛んにメールが行きかっています。
どうしたのだろうと、順番に開いていくと、親しかった友人が3人も、子宮筋
腫、大腸がん、乳がんで手術を受けていました。
年齢的にそういう年齢なのでしょうか?

夫は、福島の原発からの放射能の影響だと確信しているようですが、どうで
しょうね。全員、関東圏にいる人たちです。
とにかく、手術は全員無事に終わり、回復に専念している状態のようですが、
乳がんの人が術後1ヶ月目の検査で、がん細胞の分裂能力が恐ろしく高い値
がでてしまい、深刻な状況になってしまったようです。

抗がん剤治療を開始すると書いてありました。

抗がん剤は薬というより猛毒です。
副作用と言われる吐き気、脱毛、倦怠感は本当は副作用ではなくて、主作用
です。体に猛毒を入れて、体もぼろぼろになるけどがん細胞も道連れにする
というやり方です。

私にはどう考えても合理的なやり方には思えない。
それでもそれを選択する友人の気持ちを考えると、不憫でなりません。

誰だってまだ死にたくはないのですから。
それゆえの選択なのですから。
どれほど苦しむかをわかっていても、どれほど体がボロボロになるか分かっ
ていても、長く生きたいから。だからその治療を選択をするのですよね。

そう選択したのなら、わかった、というほかありません。
どこまでも、見守るよ、と。


私ならどうするかしら…?がんだとわかったら?
きっとショックは受けると思います。

それでも…
がんといっしょに生き、がんといっしょに死ぬことを選びたい…と思います。

どっちみち死は避けられないものだから。
生きる長さ以上の価値もあるのではないのではないかしら、と。
死に方は、その生き方と同じではないか、と思うのです。
死の瞬間に その一生の総決算、生きた意味が現れるのではないかと、私は思うのです。


死はプロセス。
恐ろしい、恐ろしいと避けるのをやめ、死の準備をしておきたい。

死にたくない、と感じることは決して止まないでしょう。
それも自然。
死にたくない自分のままでも、死のプロセスを見つめることが出来るよう、
準備をするのです。

生きることと死ぬことは同じです。

友人たちの、心が安らぎますように。
体の辛さがほんのわずかでも減りますように。
楽しいこと、嬉しいことが一つでも多く、ありますように。


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退屈したというわけでもないですが なんだか遠くに行きたくなって
衝動的に 飛行機のチケットを予約してしまいました。えへへ。

東京は好きじゃないので 今回は神奈川に行ってみようかな。

横浜か川崎か…そのあたり。

誰もしらない場所にいると、本当に自分ひとりになれる感覚があります。

自分一人ぼっちになれると 自分が何をしたいのか、何を持っていて
何を持っていないのか そういうことがとても研ぎ澄まされてはっきり
わかってくるのです。

さて、プランを考えてみようかな。

街に出歩くよりは、一つの場所にじっとしてくつろぐのが好きなので
観光はしません。

居心地のいいカフェなど見つけて そこでぼーーっとしてみようかな。


日ごろも私はスタバとか、ホテルのラウンジとかにぼーーっとしに行
くのですが 地元だとどうしても 切りはなれた感覚が少なくて、
日常の延長なんですね。

それだと自分の中でリセットが起こらない。

馬鹿馬鹿しいようだけど、物理的に遠くに行くというのはそれだけで
有効なんです。

よっしゃ、久しぶりの旅だーー。

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私は昔から朝型なので 夜更かしはてんでダメなのですが
早朝だったらいくらでも早起きできるほうです。

まだ日が昇っていない、真っ暗な時間に起きるのも好きです。

日が昇る1時間以上前は真っ暗なのですが、それでも空気は
夜とは違う何かを含んでいる気がします。
段々空の色が変わっていく、空全体の大きな変化を見守るのも
大好きです。

日本人は朝日の光をご来光と呼んで、合掌する習慣をもっていますが
また新しい今日が来たことを喜び、尊んでいるのですね。

私は朝日に手を合わせることはないですが 朝日を浴びて何か新しい力
や希望、今日も一日、自分の中の良いものを使って生きようというもの
が沸いてくる気がします。

暗い明け方の静かさから、いろいろなものが目覚めていく日の出ごろ
までのダイナミックな変化は同じでようでいて、毎朝違う今日なのだ
という実感があります。


あと何回、この時間を楽しめるか。
いずれにしろ 無限にではありません。
いつが最後の一回になるのかも、誰にもわかりません。

一期一会の、朝のひとときを 私はとても愛でています。

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夏ですねえ。

日本は亜熱帯に分類されていましたが、近々、温暖化の影響で
熱帯気候地域に分類されるようになると言われています。

今年の夏はまさに熱帯。
毎晩熱帯夜で、クーラーを切ることができません。

節電も大事ですが病院送りになるようなことも避けなければ。
実家の犬が熱中症で、危ないところでした。1ヶ月病院に通い、
やっと回復したようです。

ところで今年、かゆみ止めが全然活躍しないことに気づきました。
そう、毎日暑いので、朝空気の入れ替えの時以外、窓をあけない
ので蚊に刺されないのです!

毎年できるだけ家の中に風を通して、夏は夏なりの自然の暑さを
楽しんでいたのですが、今年は駄目です。
それをやるとまず犬が倒れます。

夕方に散歩に連れて行ったら、かえって来て体温が下がらないら
しく熱中症になりそうでした。いつもだったら家に帰って水を飲んで
しばらくすれば落ち着くのですがいつまでも息が荒く倒れてしまい
そうな感じ。急いで水をかけてやり、クーラーで室温を26度まで下
げて1時間たったら、やっと落ち着きました。
おお怖い。ワンコは幼児と同じくらい暑さに弱いのです。

人間にとって26度のクーラー部屋は寒いのですぐ29度に設定し
なおし。我が家はたいてい29度に設定し、扇風機併用でちょうど
いい感じです。
マンションなので機密性があるため、これでいいんですね。


しかし蚊に刺されない夏というのも、なんだか変な感じです。
みなさまお元気でしょうか。

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どういうわけか世界中で子供を食い物にする物語の主人公は
女の形をした魔物で、西洋なら魔女、日本なら鬼婆などが代表的だ。

もともと生み育む性である女が、異形になり果て、恐ろしい魔物に
なるというその過程自体が、恐ろしさをいや増しているのかもしれない。

魔女も鬼婆も、子供を好んで食らう。
子供を騙し、捕まえ、火にかけて食らう。
子供を生む性のものが子供を食らう。

私はなぜか、そこに何となく、奇妙な納得を感じる。
生むことと食らうこと、そこに生々しい性を感じる。

例えば、《食べてしまいたいほど愛しい》。
そんな表現とは、実は本当に、愛しいものを食らって、我が身の一部と
した《事実》から生まれたのではないだろうか。私はそんな風に感じる。

昔、目の開かない生まれたての子猫を拾い、苦労の甲斐あって子猫が走
り回り、服をよじ登り、じゃれたり甘えたりするまでに成長したとき、
弟はその子猫の小さな頭をすっぽり口の中に入れてしまったことがある。
何するのよ、と驚いた私に、「あまりにも可愛くて、可愛すぎて口に入
れたくなった」と弟は笑った。

案外、そんな衝動はごく普通に私たちの心の中にあるのかも知れない。

愛するものと一体になりたい、という衝動。
それは必ずしも性行為ではなく、それ以外の表現方法もあるもかもしれ
ない。そして、昔々には、本当に愛するものを食べてしまったという話
も、実話としていくつもあるのではないだろうか。

私は娘が小さかった頃、娘を体全体で包むように抱きしめた時に「ああ
もう一度、お腹の中に戻ってくれたら」と感じたことがある。
二度と一つ体にはならないが、かつて娘と私は一つの体だった。
あの頃に還りたい。そんな衝動に似た気持ちを感じたことが何度かある。

成長して私からどんどん離れていく娘を、我が身の中に取り戻したい。
そんな風な衝動だったのかもしれない。むろんそれは強烈に純粋なエゴ
であり、娘の為になることなど何もありはしない。
けれど衝動は衝動として、理性や道徳観とはまったく別に、ただ理由な
く存在する。

魔女や鬼婆は、そんなむき出しに純粋なエゴを結晶化した母親のなれの
果てなのかもしれないと、私は思う。

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考え事について書いてみる

考え事をするという言葉があるが、私は考え事をしていないときがないんじゃな
いかというくらい、常に何かを考えてしまっている。
私のする考え事というのは、家電の仕組みや設計についてとか、建築構造の強度
計算方法だとか、日本の法律制度についてとか、エレベーターのアルゴリズムだ
とか、世の中の事象すべてについて、目に付いて興味が沸いてしまったことを片
っ端だ。

これは知性化といわれる一人遊びで、なかなか解けないパズルの答えを探してず
っと考えてしまうというのによく似ている。私にとってこの世界は、不完全でた
くさんのパズルに満ちた遊び場のような場所なのだ。
それらのパズルを解く答えを探して、ずっと考える。
見つけたパズルにはすぐに飛びついて、考えてしまう。

時々、これはいいなと思える会心の解決策にたどり着くことがある。
でも考えた結果を、現実に生かすことができないというのがほとんど。
残念だけれど、そういう仕組みの世界なので仕方ない。
エレベーターのアルゴリズムや交通信号のアルゴリズムなどは本当にやりがいが
ありそうだけれど、これはちゃんとその専門業者がやっていて、素人の意見が生
かされる機会はまったくない。

この遊びは、夫と二人でもよくやっている。
銀行のATMのアルゴリズムやユーザーインターフェースについては、10年前か
ら改善策を話してきたが、10年前に話していた改善点が、年々追いついてきて
いるのを見ては、ちゃんと専門家が私たちと同じ視点にたどり着いて、仕事して
くれていることに満足したり喜んだりしている。
「今日、銀行のATMの動作がこういう風に変わってたよ」
「やっとか!でもよかったね。これでお年寄りが戸惑うことが減るね」
そんな感じ。

こういう話が出来る相手だから、私はこの人を伴侶に選んだのだろうと思う。
この人の前に付き合った人は正直、頭が悪かった。
愛嬌があり男らしくて素敵な人だったけれど、私の会話に彼がついてこられたこ
とはほとんどなかった。
「お前の話さー、なんか難しいんだよ。なんでそういう話ばっかりするわけ」と
言われた時に、埋めがたい距離を感じたのだった。あの瞬間、とても一生一緒に
居られる相手ではないなと、私の心の奥底で素の私がつぶやいた。

とはいえ、私のこの一人遊びについてこられる人の方がすくないんだろう。
だから私は、夫に出会えただけで十分幸運だった。

夫は「まだ世界にない技術、ないもの、オリジナルのものを生み出す」という事
にものすごい執念を発揮する人で、あらゆる開発上の困難を乗り越えるための努
力をする。そしてその努力が全部、私にも彼にも、とても楽しいことなのだ。
実際、彼は10年ほどまえに彼が発案し実用化した3D映像処理に関する国際特
許技術を持っている。当時の市販されているコンピュータでは実現不可能といわ
れていた映像処理を可能にしたのは、「できない」といわれてもあきらめないで
「なんとか出来るんじゃないか?」と考え続ける執念による。
私はその現場でその作業を見守っていたので、国際特許を取るよう手配したのは
私だった。

こういう人間が二人一緒に揃っていても、なかなか世の中に日の目を浴びること
はないというのが現実だ。

「こうすればいいのにねえ、どうしてこうしなかったんだろうか?」
そういうことを発見したときには、なぜこうしなかったのかを真剣に考えてみる。
仕組み上できなかったのだとわかった時には、技術者も残念だったろうなあと思
う。やればできることなのにしていないと分かったときには、予算の都合だった
か、時間の余裕がなかったか、携わった人間の能力不足か、と考えていく。
改善の余地がある部分について、誰かがあきらめずに機会を待って改善してくれ
るよう、私はいつも世の中を見守っているような気持ちになる。


ただし私は、人間関係について考え事をすることはほとんどない。
人間関係には、最近の私はほとんど興味がないのだ。
それに人間関係をいくら考えても生産的な結果はほとんど得られない。
経験上それは確実にいえることだ。人のことなんて、いくら考えても私にわかる
はずがないし、相手がどう考えようがどう感じようがどう振舞おうが、それはそ
の人の自由なのだから、私には無関係なのだ。自由にしたらいい。
だから完全に手放していて、ほとんどまったく、人間関係について考えることは
ない。

誰が私をどう言おうと、まったく気にならない。
私はもともと 宇宙でたった一人の ユニークな存在なのだ。

そして 誰もが、本当は宇宙でたった一人の、ユニークな存在なのだよね。
だから誰とも 言い争わなくていい。理解されなくても別に私は影響されない。

私は 自分ひとりでいる時が一番自由で幸せだと感じている。

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娘の学校では友人の家にお泊りすることが厳禁で
もし見つかったらとても厳しい処罰があるそうなのです。

そんなことをまだよく知らない5月ごろに、娘が友人たちと夏休みの思い出
つくりに誰かの家に泊まろうよ!という計画が持ち上がったそうで、なぜか
うちに白羽の矢がたったらしいのです。

「ええ?うちに?でもお布団がそんなにないから雑魚寝になっちゃうよ?
 お風呂もシャワーで10分づつ交代とか、そんな感じだけどいいの?」

私も学生時代、友達の家に大勢でわいわい泊まりこみ、いろんなガールズト
ークで夜を明かしたことがありました。その一晩のことは、本当に青春の
思い出で、大切な記憶になっています。
だから娘にもそんな思い出が出来れば素敵だなと思って、
「親御さんが賛成している子ならいいよ」と答えてしまいました。

その後7月に入り、終業式が近づくにつれ、学校から何度も「お泊り会禁止」
のお達しが流れ、私は青ざめました。
ちょっとやばいことになっちゃったなあ…、子どもたちを停学とか退学とか
のリスクにさらしていることになってしまっている…とやっと気づいた訳です。

終業式の日、娘のクラスとは別のクラスでは、先生が10回も「外泊禁止」
「厳しく処罰します」と発言したらしく、そのクラスの子であり娘の親友は
「やっぱり退学にだけはなりたくないので参加しません」と言ってきました。

娘もちょっとがっかりしていましたが、同じクラスの子達が3人も来ること
になっていたため、お泊り会は決行されることになりました。

敷布団がない代わりにマルチカバーを2枚と、タオルケット4枚を新調しました。
うちは犬がいるのでどんなに一生懸命に掃除しても、あらゆる布ものには犬の
毛がついてしまいます。アレルギーの子は居ないと聞いているけれど、念のため
新品で寝てもらうことにしました。

正直言って、とても神経を使って疲れました。
食事にしろ、お風呂にしろ、ちょっと遊びにきて帰るのと、泊まるのでは、
掃除も隅々までやっておかないといけませんし、準備が本当に大変でした。

子どもたちは好きなアニメ作品を11話、通しで鑑賞して、明け方までキャア
キャアと盛り上がっていました。
3時過ぎにようやく、疲れて眠ったのを確認し、4時半に起きて朝食用のパン
を仕込みました。

朝9時に焼きたてパンの朝食を振舞って、10時過ぎに子どもたちは帰って
いきました。帰りがけに、「もし学校にお泊りをしていないかと調査されて
誰かが今日のことを話してしまっても、うちが《泊めていません・そんな事
実はない》と最後まで突っぱねるから安心して。あなたたちが処分を受ける
ことはない」と言うと、子どもたちは「それ最強だ」と安心して帰っていき
ました。
一人の子が「ご迷惑をおかけする事になって、ごめんなさい。ありがとうご
ざいます」と頭を下げたのには驚きました。

私たち、悪いことしていないんだけどな、とも思いました。
でも学校にこうした決まりがあることにも、意味があります。
そのことも、ただ批判するだけではなく、深く考えてみないといけないのです。
そんなきっかけになればいいな。

娘も私も、その後は疲れて夕方まで寝てしまいました。

いい思い出になったかしら。
軽はずみに、学校の決まりを破ってしまうようなことに親が加担してはいけ
ないなあと、反省もした出来事でした。

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博多の夏は博多祇園山笠と共にやってきます。

子供のころ、毎年この時期になると、両親が自営しているお店を
店じまいしてから、川端商店街に連れて行ってもらいました。
むっとする夏の夜の空気を押し分けて、川端を両親と一緒に歩きました。

川端商店街に飾られている飾り山を見あげて、今年の人形はいいとか
あの着物の柄が綺麗だとか、物知り顔で言ってみたりします。

特別セールをしている華やかな商店街の中を練り歩き、ちゃんぽんとか
ラーメンとかうどんなんかのささやかな外食を楽しみます。
父は自分のチャーシューを私の見ていない間に、私のどんぶりに入れて
くれたりします。そして、商店街の端っこの、櫛田神社におまいりします。
最後に、カキ氷を食べて、夜店で金魚すくい。

こんな幼い頃の幸せな幸せな思い出のおかげで、私にとって夏の
お祭りはとても大切な年間行事になっています。

父は一度山笠を担いで走ったことがあるそうですが、あれって肩の
皮がむけてしまうくらい大変なのですって。

全国に山車を曳き、町中を練り歩く行事はたくさんありますが、ほ
とんどのものが車輪がついていて、引っ張ることで進みます。
車の付いていない山車を人が担ぎ、さらに市中を走り抜けるという
行事は、博多の祇園山笠だけだそうです。

一度生で見てみてください。
本当に、男衆がかっこいいですよ。
あれはね、本物を見てみないと、その迫力と感動がわからないと思
います。

早起きが苦手な人は、本番の前日に「追い山ならし」というリハー
サルが夕方に行われます。一般公開されていますので、こちらでも
十分楽しめますよ。


ああ!
夏が来た!生きてる!がんばるぞー!って気持ちになります。

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